20日(日)、名古屋の古書店ビブリオマニアで開催された「愛知妖怪地探訪」に参加しました。愛知県に伝わる妖怪とそのスポットを紹介するトークイベントです。


いろいろな妖怪が紹介されたなか、家から比較的近いこともあって、小牧山の吉五郎の話が特に面白かったです。恩田の初連(刈谷市)はかつて『まんが日本昔ばなし』で放送されたことがあり、片脚上臈(かたあしじょうろう、新城市)は、愛知の妖怪をあまり描かなかった水木しげる先生が絵にしている…といったお話も印象的でした。
小牧山の吉五郎も恩田の初連も狐の妖怪です。今回のトークショーでは他にも狐の妖怪が登場しました。九尾の大狐です。
九尾の大狐が人間に討たれて殺生石に姿を変えた、という伝説は有名ですね。その伝説の出来事が起こった場所は栃木県の那須ですから殺生石は今も那須に残っているわけですが、実は玄翁和尚と呼ばれる人物が那須へやってきて殺生石を打ち砕いたため、殺生石のかけらが全国に散らばったとされているのです。そんなかけらのひとつが愛知県の岡崎にもあるのだと、今回のトークショーで初めて知りました。岡崎市内の村積山をのぼると殺生石が見られるそうです。
そして“九尾の大狐と殺生石の伝説”といえば、藤子ファン的には『T・Pぼん』の「妖狐、那須高原に死す」が思い出されます。
「妖狐、那須高原に死す」は、真っ向からこの伝説を題材とした話です。伝説で語られてきたことは本当は○○で、九尾の大狐の正体は実は○○だった…というふうに、有名な“九尾の大狐と殺生石の伝説”が『T・Pぼん』ならではの解釈で描かれています。