以下の内容はhttps://koikesan.hatenablog.com/entry/20080923より取得しました。


藤子・F・不二雄先生の13回忌

 本日9月23日は藤子・F・不二雄先生のご命日です。今年は13回忌にあたり、9月3日には新宿のパークハイアットホテルでマンガ家仲間や出版関係者が集まり藤子F先生を偲ぶ会が催されたようです。
 お墓参りに行った藤子ファン仲間も多いと思いますが、私は残念ながら足を運べなかったので、自分の部屋から天国の藤子F先生へ黙祷を捧げました。藤子F先生への感謝の念はいつも抱きつづけているつもりですが、9月23日は一年で最も深く感謝の念を意識する日になっています。



 21日(日)、「懐かしの漫劇倶楽部」会誌製本の集いのため愛知県岡崎市へ行ってきました。
 http://homepage2.nifty.com/natuman/
 製本作業終了後、岡崎市西尾市の古本屋を5〜6件めぐりました。岡崎市在住の雑誌・漫画・少年小説コレクターTさんに連れて行ってもらったのです。名古屋のTさんや岡崎のFさんも同行しました。
 Tさんは先月の集中豪雨でガレージに置いてある本やビデオソフトに少し被害が出たそうですが、そこに置いてある本はあまり大事なものではないし、それ以外のコレクションはすべて大丈夫だったということで、私もホッとしました。比喩ではなく本当に床から天井までうずたかく積まれた大量の本が無事でよかったです。


 古書店をめぐって何冊か本を購入したのですが、藤子関連ではこんなものを入手しました。


・「週刊少年チャンピオン」1975年11月10日号

魔太郎がくる!!』の単行本未収録作品「うらみの132番 魔太郎の生いたち」が掲載された号です。この作品はすでに国会図書館でコピーしたものなどを持っていて、いつもで読める状態ではあるのですが、初出誌そのものは所有していませんでした。今回400円という手ごろな価格で売っていたので買っておきました。『魔太郎がくる!!』の単行本未収録作品が載っている号ということを意識した古書店では、もっと高額で売りそうですから、400円というのはお値打ちだったと自分では思っています。この雑誌の定価は130円なので、400円はプレミア価格といえばプレミア価格なんですが(笑)
「魔太郎の生いたち」は、『魔太郎がくる!!』最終話「うらみの133番 魔太郎が去る!![魔族編][惜別編]」の直前に発表された番外編的な作品で、作者である藤子先生のいじめられ体験がドキュメンタリータッチのマンガで綴られています。『魔太郎がくる!!』の作者は藤子A先生ですが、当時は二人で一人の藤子不二雄名義で発表されていたため、A先生だけでなくF先生のいじめられ体験も回想されています。藤子スタジオのスタッフからもいじめの体験を訊いています。両藤子先生の顔が異様に怖く描かれたコマがインパクト大です。



・「トンデモマンガの世界」(と学会著/楽工社/2008年8月15日発行)

 と学会の「トンデモ本の世界」シリーズの一冊。帯に「有名作家の知られざる珍作から、海外トンデモマンガ、ぶっとびボーイズラブマンガ、超絶麻雀マンガに学習マンガまで。理屈抜きに面白いマンガ50本以上を一挙紹介」とあります。トンデモな内容のマンガは、メジャーな作品にも多く見受けられますが、この本では比較的マイナー作品を選んで楽しくツッコミを入れています。トンデモな内容でマイナーだけど面白く読める作品という選択基準のようです。
 この本のなかで藤子A先生の『ホアー!!小池さん』がとりあげられています。その情報は、少し前に藤子ファン仲間のOさんから聞いて知っていたのですが、今まで買いそびれていて、この日古書店で安く売っているのを見つけたので購入しました。
 こういう趣旨の本で『ホアー!!小池さん』がとりあげられるのは藤子ファンとして大いに納得できます。A先生には奇妙な作品がいろいろとありますが、『ホアー!!小池さん』ほどジャンル分け困難で展開が予測不能で奇怪で脱力的で妙な面白さのある作品は珍しいです。A先生が平成の時代に入って新たに発表した作品のなかでは、ある意味最高ケッサクかもしれません(笑) 名作とか感動作という括りではなく、怪作・奇作という意味でケッサクなんです。
 基本的にはゴルフマンガ雑誌に連載されたゴルフマンガであり、だいたい毎回ゴルフをやっているんですが、『プロゴルファー猿』みたいにゴルフの試合展開や勝負論に重点を置くわけではなく、ゴルフをきっかけに起こる珍騒動や妙な人物との絡みを描いています。シリアスなのかギャグなのか判然としない不透明さがあって、ライトで脱力的で気軽に読める作品かと思えば主人公の小池さんがいきなり劇画調の顔になって講釈をはじめたり異常に試合に集中したり相手を威嚇したりして、読んでいるこちらも虚をつかれます。オチがシュールだったりブラックだったかと思えば、なんとも脱力的な回もいっぱいあって、その不統合な感じがこの作品の得体の知れなさを増幅させています。
 よくぞこの作品に目をつけてくれた!と思います。先月、小池さんのモデルである鈴木伸一先生にお会いしたばかりとあって、小池さんが主人公の作品について書かれた文章を読めるのはなおさら楽しいです。

 ゴルフアルバコミックス『ホアー!!小池さん』第1巻・2巻(1999年・2000年/小池書院)



 古書店をめぐったあとは、Tさんのお宅で膨大なコレクションを拝見しました。ただいま創刊50周年記念でいろいろな企画をやっている「週刊少年マガジン」と「週刊少年サンデー」の創刊号も見せてもらいました。どちらも今と比べずいぶん薄くて、「ビッグコミック」や「漫画アクション」のような中綴じの本になっています。表紙の紙質がマガジンのほうが厚めでしっかりしているのが興味深かったです。
週刊少年マガジン」創刊号には、『13号発進せよ』(高野よしてる)、『左近右近』(原作:吉川英治、画:忍一兵)、『疾風十字星』(山田えいじ)、『冒険船長』(遠藤政治)、『もん吉くん』(伊藤章夫)といった作品が載っています。対して「週刊少年サンデー」創刊号では、『スリル博士』(手塚治虫)、『南蛮小天狗』(益子かつみ)、『スポーツマン金太郎』(寺田ヒロオ)、『宇宙少年トンダー』(横山隆一)、そして『海の王子』(藤子不二雄)などの作品が見られます。このラインナップならば私は圧倒的にサンデー派ですね^^




以上の内容はhttps://koikesan.hatenablog.com/entry/20080923より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14