千葉市埋蔵文化財調査センターで開催中の令和7年度特別展「謎多き縄文晩期」を鑑賞した。縄文時代に東京湾沿岸に多数形成された大型貝塚は、縄文時代後期中葉になると形成されなくなり、縄文時代晩期後葉になると集落が急激に減少する。縄文時代後晩期に盛んに用いられた土偶・石棒・耳飾といった祭祀具などが縄文時代晩期中葉を境に一斉に消滅する。これらの背景として気候の寒冷化などが考えられてきたが、近年の研究成果から単純に寒冷化して衰退したわけでもないことが明らかになりつつある。弥生時代前期まで、房総半島は極端に遺跡がなく、ほぼ無人のようにも見える。房総半島の歴史全体からみても極めて異例。本展は、房総半島の縄文時代晩期に、何があったのか、その謎に迫る。





明日からスタートする『謎多き縄文晩期』展、無料配布のパンフレットが納品されました。是非、これを片手に展示をご覧ください。いよいよ明日からです。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/XzfqCvhPuJ
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年1月16日
いよいよ明日から『謎多き縄文晩期』がスタートします。会場の設営も無事終了しました。明日から3/8まで、会期中は祝日以外開館です。不便な場所にありますがこの機会に是非来てみてください。
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年1月16日
拡散大歓迎です。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/GYvLjYoJqw
これからしばらく出展資料の紹介をします。
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年1月19日
【人面付土版・内野第一遺跡・犢橋貝塚・千葉市教育委員会所蔵】
完全な形で見つかることが少ない土版の中にあって全形が分かる貴重な資料。
ユニークな表情は「クレヨンしんちゃん」にもよく似ている。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/z59qR2LPiu
内野第一遺跡例は千葉市指定文化財。犢橋貝塚資料は下端が欠損しているが、内野第一遺跡例と同様にユニークな顔をしている。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/A70r5KLIQj
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年1月19日
【人面付土版・八木原貝塚・四街道市教育委員会所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年1月20日
人面のみが表現されることが多い土版だが、本例は人体も表現されている。胸は一部剥落し、女性器とみられる部分はすり減っている。土版の扱われ方を考える上で重要。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/KitaeCd2Qc
【海獣形土製品・吉見台遺跡・佐倉市所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年1月21日
一見すると水鳥にもラッコにもアザラシのようにも見える。そのモデルが何か定かではないが、類似した土製品が広範囲で作られるので、縄文人には共通するモデルがあり、それを表現していたのかもしれない。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/HxRrlBDpbq
【イノシシ形土製品・井野長割遺跡・佐倉市所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年1月22日
イノシシを模した土製品は多い。本資料は写実的ではないが、縄文晩期に特有の「I」字文を胴体に取り入れ見事にデフォルメしている。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/2UJnev7fwv
【香炉形人面付土器・良文貝塚・良文貝塚史蹟保存会所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年1月23日
香炉形土器に人面を貼り付けた他に類のない資料。1929年の調査で出土。顔面を表現する資料は多いが、本例は耳たぶまで表現される。千葉県指定文化財。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/gznJmAcC9I
【土偶・宮内井戸作遺跡・佐倉市所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年1月24日
奥がミミズク土偶、手前が遮光器土偶の影響を受けた土偶。土偶は最終的に破壊されるものだったようであり、展示資料のように完全な形で残っているものは極めて稀。どちらも千葉県指定文化財。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/cab9GMYZA5
【耳飾・宮内井戸作遺跡・佐倉市所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年1月27日
現在の耳飾が左右一対であるように、縄文時代の耳飾も対で作られたと分かるものがある。精緻な文様の手前の2点は作りが同じであり、対で使われたのだろう。加曽利貝塚の資料も技巧を凝らした逸品。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/ggh9IWqgRS
【異形土器・中沢貝塚・鎌ヶ谷市教育委員会所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年1月28日
縄文時代後期以降、日常用の土器ではない祭祀用の土器が盛んに作られる。異形土器と総称したが、これは異形台付土器と呼ばれる。耳飾が二個一対のようにこれも類似したものが対で見つかることがある。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/GiMV13j2bT
【浅鉢・大原野貝塚・成田市教育委員会所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年1月29日
縄文晩期末になると浮線網状文と呼ばれる彫刻的な手法で文様を施した土器が主体となる。今回のパンフレットの帯にも使っているこのモチーフ、どのような構図で文様が展開しているか観察してみて欲しい。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/i2JcQgVzZh
【燃やされた石棒・加曽利貝塚・千葉市教育委員会所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年1月30日
縄文時代後期から晩期にかけて、祭祀行為が盛んになり、遺跡からは時折その痕跡が見つかる。この石棒は竪穴住居の床面近くから焼かれた状態で出土。焼いて廃棄するという行為があったようだ。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/hpugALwHgV
【破壊された土器・能満上小貝塚・市原市教育委員会所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年1月31日
祭祀行為には色々なパターンがある。焼かれた石棒以外にも意図的に土器を壊し廃棄する例がある。本例は土器の底部付近と台の部分を壊して土坑に廃棄している。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/hjeCl8Rg43
【大型住居出土の祭祀具・祇園原貝塚・市原市教育委員会所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月1日
縄文後晩期の大型住居からは大量の祭祀具が発掘されることがあり、本例もその一例。
注目すべきは祭祀具以外にひしゃげるほど焼けた土器が出ている点。高温で燃やす行為があったのだろう。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/TEvaAehJ39
【住居出土の祭祀具・菊間手永遺跡・市原市教育委員会所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月2日
本例も住居出土の祭祀具。異形土器と土偶が組み合わさってしまったような資料や、石棒、https://x.com/cmaibun1985/status/2018252866398589136?s=61&t=aPGOYGireunU8sWMsYh5Iwミニチュア土器、動物形土製品が同じ住居からまとまって出土。動物形土製品は何を模したものか。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/DwQscjMGoI
【土坑・住居出土の祭祀具・馬場遺跡・印西市教育委員会所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月4日
本例も土坑や住居から廃棄された状態で見つかった祭祀具。左側はとても深い土坑から出土した石冠や土版、土偶。右側は住居から出土したもので、注口土器はかなり大型の資料。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/ibcKAImT8C
【土坑出土の祭祀具・井野長割遺跡・佐倉市所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月5日
土坑の覆土からまとまって出土した焼かれた石斧と石剣、焼成粘土塊。粘土塊は文字通り焼けた粘土で、何やら表面がぐにゃぐにゃだが、どのような意図があったのだろう。2枚目は出土状況の写真。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/s569Z27iTk
【住居出土の祭祀具・吉見台遺跡・佐倉市所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月6日
住居出土の祭祀具。一つの住居から沢山のミニチュア土器、石棒、土偶などが出土している。今回展示したのはその一部。このように特定の住居から祭祀具が沢山見つかることも後晩期の特徴。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/QQP8pocXI9
【土偶】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月7日
縄文後晩期を代表する祭祀具。どの遺跡からも沢山見つかるわけではなく、特定の遺跡から多量に出土する傾向がある。千葉市だと花見川区にある内野第一遺跡で市内の土偶の大半が出土。佐倉市吉見台遺跡はなんと一遺跡で300体以上。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/dRIPDJ8by6
今回の展示で沢山並んでいるので、それぞれの土偶の作り、表情を是非じっくり観察して欲しい。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/BjmPIvdnEN
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月7日
【土版】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月8日
縄文晩期に東日本を中心に盛行した祭祀具。基本的に顔以外の表現が省略された土偶のようなもので、タブレットのような形態。よく見ると眉や目、口が表現されるものがあるので、よく観察してほしい。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/sM0AAPVYyg
【異形土器】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月9日
縄文後晩期に盛んに製作された日常用でない土器を総称して異形土器と呼ぶ。釣手土器や香炉形土器、異形台付土器など。注目したいのは異形台付土器はそっくりな作りのものが2点一緒に出る例があること。2個一対で使うものだったのか。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/iIjY0T5yXJ
【動物形土製品】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月11日
縄文後晩期には動物を模した土製品も盛んに作られる。イノシシなどよく特徴を捉えたものもあれば、何を模したのか判断が難しいものも多い。面白いのは狩猟の対象として重要であり、食糧にしていたはずのシカを模したものはないこと。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/WYrLYqGR6C
【耳飾】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月12日
縄文後晩期には土製の耳飾も華美なものが盛んに作られる。小さいものはいわゆるファーストピアス。そこから徐々に拡張し大きいものへ。大きいものが流行る時期もあれば、透かし彫りを施した技巧派の耳飾が流行る時期もあった。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/xTR7mKuE8r
【石棒】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月13日
こちらも縄文後晩期に盛んに用いられた祭祀具。被熱し爆ぜているものも多く、燃やす行為があったようだ。
土偶、石棒、異形土器など、これまで紹介した多くの祭祀具たちは縄文晩期中葉に一斉に姿を消してしまう。この時何があったのだろう。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/H3xGZM7Fvl
【獣骨】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月15日
縄文晩期末葉になると盛行した祭祀具は姿を消し、貝塚もほとんど見られなくなる。現在の印旛沼東岸では僅かに貝塚がみられるものの、この時期に目立つのがシカ→イノシシの順に多い骨塚とも呼べる遺構。主たる食糧資源が変化したようだ。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/HpwaJT76Ez
【石鏃・骨鏃】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月16日
獣骨以外にもこの時期の遺跡からは狩猟具が見つかることが多い。石鏃や動物の骨や牙を加工して作った骨鏃など。遺跡からは大型の魚類が見つかることはないので、これらの狩猟具はシカ・イノシシを対象としたものだったようだ。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/eMfnx2R2NH
【上宮田台遺跡の石器】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月17日
袖ケ浦市にある遺跡。石無し県と呼ばれる千葉県において異彩を放っている。拳大を優に越える大きな礫ばかりが、展示したもの以外にも大量に出土した。どれも石鏃などを製作するのに適した石材。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/stfqTRAf53
【製塩土器】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月18日
縄文晩期以降になると製塩土器が目立つようになる。製塩が始まったきっかけは定かではないが、内陸部でも製塩が行われているので、塩蔵品を作って運ぶためというよりは調味料として使われたようだ。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/iN4ScptD7a
【穀物の情報】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月19日
この時期、西日本各地や東日本の一部でイネを代表とする農耕が始まる。しかし、房総半島で農耕はあまり採用されなかったようだ。展示を準備するにあたりこの時期の土器約1400点の圧痕調査を実施したが、発見できたのはアワが5点のみ。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/T8sFDidwgy
【縄文人は何処へ?】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月21日
縄文時代晩期末葉以降、房総半島では集落が激減する。房総半島は開発に伴い大規模開発が多数行われたが、この時期の遺跡はごく僅かでほぼ無人のようにも見える。しかし、いくつか遺跡が集中する場所がある。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/RSoFWfDdt2
【荒海川表遺跡】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月25日
縄文時代晩期末葉の遺跡が集中する根木名川周辺に位置する。隣接する荒海貝塚を含めて多くの遺物の出土や貝塚がみられ、生活域と考えられる。この遺跡からは大型の壺が見つかり注目された(写真手前)。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/SQ2IvABzOd
【土器を少しだけ残した人は何をしたのか】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月26日
遺跡が集中する箇所以外は、土器が僅かに出土するだけの遺跡が点々と分布する。住居もないので、生活域とは思われない。これらの遺跡は立地に特徴があり、分水嶺に位置する遺跡が多い。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/Ww6gtz6w1S
【再葬墓遺跡との重複】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月27日
弥生中期前葉頃、再葬墓が流行。これは一度白骨化させた遺体の一部を壺に納め土坑に埋める墓制のこと。これらの遺跡は縄文晩期末葉の遺跡分布と重なることが多い。自分たちの祖先が暮らした場所を認識していたのかもしれない。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/Sj0UwAaU7g
【武士遺跡】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年2月28日
市原市を流れる養老川流域に位置する。現在の福増浄水場付近。前回投稿した縄文晩期末葉と再葬墓が重複する遺跡。手前が縄文晩期末葉、奥が再葬墓関連の資料。県内を代表する遺跡の一つ。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/eXe78eRHmH
【南屋敷遺跡】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年3月1日
千葉市内の再葬墓遺跡は少ない。そのうちの一つが南屋敷遺跡。千葉市内を流れる葭川流域の遺跡で現在の千葉都市モノレールの車両基地近くにある。この遺跡もやはり縄文晩期末〜弥生前期の遺跡と立地が重複する。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/m9IEEIOisP
【塙台遺跡・多古町教育委員会所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年3月2日
房総半島を代表する再葬墓遺跡。やはりこの遺跡も縄文晩期末の生活域と再葬墓が重複している。遺跡が位置する栗山川下流域は、この時期の遺跡が集中するエリアとして知られる。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/qTtG01eCoX
【塙台遺跡の管玉・多古町教育委員会所蔵】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年3月3日
再葬墓に納められた壺からは勾玉・管玉などの装身具が見つかることがある。注目したいの管玉の破断面が折れた後に再度磨かれているところ。意図的に壊してもう一度研磨するのだろうか。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/hB8OCpQCnU
【本格的な稲作の導入】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年3月5日
弥生中期前葉までは集落がほとんど見つからない房総半島だが、中期中葉に大きな転換点を迎える。それまでは生活域でなかった低地に居を構える巨大な集落が出現するのだ。この時期の房総半島の代表的な遺跡は君津市常代遺跡。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/OL34RwoeuG
調査の結果、水田跡は検出されなかったものの水田に水を引き込む河道や水量を調節する堰が検出された。杵や鍬などの木製農耕具も多数見つかっており、この時期に急速に稲作を受け入れことは明らかなようだ。何があったのだろう。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/LHYJNo5GEV
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年3月5日
【遠隔地の土器の出土】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年3月6日
稲作は房総半島に住む人々の手だけで始まった訳ではない。常代遺跡からは東海系、東北地方南部、瀬戸内東部など遠隔地の土器が出土した。日本列島に暮らす人々が広く関わる中で、房総半島でも本格的な稲作が始まった。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/1JeFkVnOZm
【変わる精神世界】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年3月7日
稲作を始めるということは大きな変化である。使う道具、生活のサイクルも大きく変わる。それに伴い精神世界も変わっていく。房総半島にもそれまで無かった武器形の石器が出現し、鳥を象った土製品などが多く見られるようになる。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/ZRBPLc1RTI
【受け継がれたもの】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年3月8日
稲作が始まり、精神世界が大きく変わる一方、縄文時代から受け継がれたものもある。一つは土偶などの人面表現。もう一つは独鈷石と呼ばれる石製の祭祀具。いつの時代もそうだが、変わらず受け継がれるものがあるようだ。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/E1x2lRnrPZ
【また来年も】
— 特別展『謎多き縄文晩期展』期間限定 千葉市埋蔵文化財調査センター (@cmaibun1985) 2026年3月11日
特別展『謎多き縄文晩期』は3/8で終了しました。携わって頂いた全ての方々に感謝申し上げます。
来年度も特別展は開催予定です。秋くらいから情報発信しますので、また当アカウントを気にしてみてください。ありがとうございました。#謎多き縄文晩期 #千葉市埋蔵文化財調査センター pic.twitter.com/mWEHyfuiK5