今年もよろしくお願いします。
昨年末に海老名市立郷土資料館(海老名市温故館)で開催中の令和7年度 かながわの遺跡展 「あつまれ!!かながわのはにわ」を鑑賞した。 本展では神奈川県内から出土した埴輪を通して、かながわの古墳時代の文化や埴輪の魅力を紹介する。






- <令和7年度かながわの遺跡展>「あつまれ!!かながわのはにわ」(令和7年12月18日~令和8年1月25日)|海老名市公式ウェブサイト
- かながわの遺跡展・巡回展 図録・配布資料 - 神奈川県ホームページ
本展「Ⅰ.埴輪の登場 in かながわ」で紹介の古墳
- 秋葉山第3号墳:海老名市、古墳時代前期初頭(3世紀後半頃)の前方後円墳
- 秋葉山第2号墳:海老名市、古墳時代前期前半(3世紀末〜4世紀初頭)の前方後円墳
- 谷津金ノ台遺跡第Ⅲ地点:小田原市、古墳時代前期(4世紀頃)の前方後円墳の周溝
- 稲荷前16号墳:横浜市青葉区、古墳時代前期(4世紀中葉)以降の前方後方墳(全長38m)
- 小田原城跡八幡山遺構群:戦国時代の堀から古墳時代前期(4世紀後半)の壺形埴輪片
- 長柄桜山(ながえさくらやま)第1号墳:葉山町・逗子市、4世紀中葉から後葉の前方後円墳
- 長柄桜山(ながえさくらやま)第2号墳:葉山町・逗子市、第1号墳より少し古い時期の前方後円墳
- 桜山うつき野遺跡:逗子市、壺形埴輪片、長柄桜山第2号墳の北北東に約250m
- 小金塚古墳:伊勢原市、古墳時代前期末葉(4世紀後葉)の円墳
- 瓢箪塚古墳(ひさごづかこふん):海老名市、上浜田古墳群、古墳時代前期(4世紀末葉〜5世紀初頭)の前方後円墳(80m級)
- 片瀬大源太(かたせおおげんた)遺跡:藤沢市、5世紀中葉の円筒埴輪片
本展「Ⅱ.埴輪の生産と供給」で紹介された遺跡
- 白井坂埴輪窯跡(しらいざかはにわようせき):川崎市宮前区、操業は5世紀後葉から6世紀前葉まで
- 西福寺古墳(さいふくじこふん):川崎市高津区、径30mの円墳、周溝から出土した埴輪(円筒埴輪、朝顔形埴輪)のハケメが白井坂埴輪窯跡と同様の特徴をもつ
- 二子塚古墳(ふたごづかこふん):川崎市高津区、大正時代に削平、2024年に周溝の一部と埴輪(円筒埴輪、朝顔形埴輪)を検出、埴輪のハケメが白井坂埴輪窯跡と同様の特徴をもつ
- 生出塚遺跡(おいねづかいせき):埼玉県鴻巣市、埴輪窯跡40基、神奈川県内では川崎市(稲荷塚古墳、日向古墳、久本山古墳)、横浜市(北門1号墳)から生出塚遺跡の埴輪が出土
- 北門1号墳(ほっかど1ごうふん):横浜市緑区、古墳時代後期(6世紀後半)の円墳(径約16m)、周溝から円筒埴輪と形象埴輪が出土(胎土の蛍光X線分析から生出塚遺跡産の埴輪)
- 久本山古墳(ひさもとやまこふん):川崎市高津区、墳形・規模は不明、円筒埴輪と人物埴輪が伝わる。円筒埴輪はハケメから生出塚遺跡産、人物埴輪は表現方法から生出塚遺跡以外と考えられる。
本展「Ⅲ.かながわのはにわ」で紹介された埴輪の出土遺跡
- 日吉矢上古墳:横浜市港北区、古墳時代中期(5世紀中葉)の円墳
- 上矢部町富士山古墳:横浜市戸塚区、古墳時代後期(6世紀中葉から後半)の円墳
- 蓼原古墳(たではらこふん):横須賀市、古墳時代後期(6世紀中葉)の帆立貝形古墳
- 金堀塚古墳:三浦市、古墳時代後期(6世紀)、詳細不明
- 坊地古墳(ぼうちこふん):大磯町、古墳時代後期(6世紀初頭)、詳細不明
- 江島神社辺津宮(えのしまじんじゃへつみや):藤沢市、開発工事中に埴輪を発見、古墳は不明
- 登山1号墳(どうやま1ごうふん):厚木市、古墳時代後期(6世紀初頭)の円墳
- 末永久保台古墳(すえながくぼだいこふん):川崎市、古墳時代後期(6世紀初頭)の円墳または帆立貝形古墳
- 八幡神社4号墳(やわたじんじゃ4ごうふん):横須賀市、古墳時代後期(6世紀中葉)の円墳
- 稲荷塚古墳:川崎市古墳時代後期(6世紀後葉から末葉)の円墳
- 久本桃之園古墳(ひさもともものえんこふん):川崎市、古墳時代後期(6世紀)の円墳
- 上丸子古墳(かみまるここふん):川崎市、古墳時代後期(6世紀中葉)、詳細不明
県HPから
— 丹沢自然学校PR (@TES_PR) 2025年11月20日
◆令和7年度 かながわの遺跡展「あつまれ!!かながわのはにわ」
横浜市や川崎市、横須賀市出土の有名な埴輪のほか、これまで展示される機会の少なかった県内出土の埴輪を展示する貴重な機会です。埴輪を通して、かながわの古墳時代の文化や埴輪の魅力をご紹介https://t.co/tAQso5L1dz pic.twitter.com/fgpx460qRb
今年の #かながわの遺跡展 のテーマは「はにわ」です。 #古墳時代 、 #埴輪 が並べられた有力者の墓(古墳)は、県内にもあるのです!川崎市からは約30点出展されます。12月18日(木)~3月8日(日)まで。詳細は下記HPにて。 pic.twitter.com/d9QA9ucTat
— 川崎市文化財課 (@Kawasaki_bnkzai) 2025年12月16日
【ただいま出張中!】
— 横須賀市自然・人文博物館 (@ycm_yokosuka) 2025年12月18日
蓼原古墳出土埴輪は、本日より海老名市立郷土資料館(海老名市温故館)で開催される 令和7年度 かながわの遺跡展 「あつまれ!!かながわのはにわ」に出張中です。
📍海老名会場
🗓️2025/12/18~2026/1/25
なお、本展示は
🗓️2026/2/5~3/8
当館特別展示室でも開催予定です。 pic.twitter.com/Pr6mcAT6QF
高津区にある #西福寺古墳 からは、鳥を模した埴輪が出土しています。クチバシが尖っており、トサカのような突起もあります。また、この古墳の埴輪は粘土の色が白いのが特徴で、お隣の宮前区にある白井坂埴輪窯跡で作られたものだということが分かっています。 #かながわの遺跡展 に出展中。 pic.twitter.com/whilwi15zY
— 川崎市文化財課 (@Kawasaki_bnkzai) 2025年12月19日
川崎の #力士埴輪 が豊川市の博物館から戻り、今度は海老名市の #かながわの遺跡展 に出展中。坊主頭に耳飾り、腕輪と下衣の裾を結ぶ紐には鈴が付いています。当時の力士の姿は、今とだいぶ違いますね。棘付き足は全国で6例ほど。棘は、甲に装着する武具、わらじの結び目、装飾などの説があります。 pic.twitter.com/UMAvFPMJwB
— 川崎市文化財課 (@Kawasaki_bnkzai) 2025年12月22日
【引き続き、出張中です】
— 横須賀市自然・人文博物館 (@ycm_yokosuka) 2025年12月27日
先日お知らせしたとおり、蓼原古墳出土埴輪は、海老名市立郷土資料館(海老名市温故館)で開催中の令和7年度 かながわの遺跡展 「あつまれ!!かながわのはにわ」に出張しています🏺
2/5~3/8 には当館での開催も予定していますので、再会までもうしばらくお待ちください✨ https://t.co/mmJSct2DDm pic.twitter.com/UViRAnLnMv
今年は #午年 。現在は身近な動物の馬ですが、日本で飼育が始まるのは古墳時代のこと。考古学では遺跡から出土する馬具(乗馬用の道具)や馬形埴輪等が、当時の馬の利用を知る手掛りとなります。市内でも馬形埴輪が出土しており、高津区稲荷塚古墳出土の埴輪は #かながわの遺跡展 で現在展示中です! pic.twitter.com/wh8hwuQdRv
— 川崎市文化財課 (@Kawasaki_bnkzai) 2026年1月8日
宮前区の白井坂埴輪窯跡は、現時点で県内唯一の #埴輪製作遺跡 。市内の西福寺古墳と二子塚古墳でここの埴輪が使われたことがわかっています。他の古墳の埴輪と比べると、粘土の白さが一目瞭然!とても特徴的です。 #かながわの遺跡展 に出展中。 pic.twitter.com/UfqXaZcHe4
— 川崎市文化財課 (@Kawasaki_bnkzai) 2026年1月9日
大正時代に消滅した上丸子古墳(中原区)から出土した、冑(かぶと)をかぶった 6世紀ごろの #武人埴輪 です。はがれた腕の痕跡から、刀剣に手をかけた抜刀のポーズと考えられています。欠損していますが、耳のあたりに、この時代特有の髪型、 #美豆良 (みずら)の表現も。 #かながわの遺跡展 出展中 pic.twitter.com/jr75UtvwJC
— 川崎市文化財課 (@Kawasaki_bnkzai) 2026年1月20日
高津区にある #末長久保台 出土の #人物埴輪 です。残念ながら欠損部が多いですが、よく観察すると、耳の部分や重ねた手の指など細部が表現されていることが分かります。小さめの壺を大切に捧げ持つ姿は、なにやら儀式の一環でしょうか。 #かながわの遺跡展 に出展中。 pic.twitter.com/nuYQ8xHMDE
— 川崎市文化財課 (@Kawasaki_bnkzai) 2026年2月12日
#かながわの遺跡展 では #はにわ選手権 を開催中。海老名会場(終了)では、なんと我らが川崎市の稲荷塚古墳出土 #馬形埴輪 が第1位を獲得!開催中の横須賀会場でも順調に得票中。川崎市からは高津区久本山古墳の #人物埴輪 もエントリーしています。展示は3月8日まで。ぜひ現地で投票を! pic.twitter.com/kBXRA7xi7N
— 川崎市文化財課 (@Kawasaki_bnkzai) 2026年2月19日
本展で取り上げられた古墳や埴輪窯跡
二子塚古墳の周溝から見つかった埴輪については下記の講座で聞いていた。
このブログ、しれっと凄いことが書いてある。「昨年夏に高津区二子6丁目の集合住宅建設に伴う発掘調査で、古墳の周溝跡が見つかり、周溝跡から河原石と埴輪片が出土したとのこと。また、塚越古墳は、6世紀中頃から後半にかけての築造が想定され、埋葬施設の横穴式石室は南関東では初現期となる。」 https://t.co/GiZscKeWIo
— ぶじん (@kufunmeguri9) 2024年4月15日
ブログに書き忘れたけど、周溝から見つかった埴輪は、宮前区の白井坂窯跡の埴輪で、西福寺古墳で出土している埴輪とは別のタイプ。これまで、どこの古墳にたてられたかわからなかったもの。これもブログに書き忘れたけど、高津区二子6丁目となれば二子塚の周溝。
— ぶじん (@kufunmeguri9) 2024年4月15日
川崎市市民ミュージアムが令和元年東日本台風(台風19号)により浸水被害を受け休館中だったため、川崎市の埴輪を見学する機会がなかなかなかった。
今年は午年なので、川崎市の稲荷塚古墳出土の馬形埴輪

文献
- 神奈川県教育委員会 2025「令和7年度 かながわの遺跡展 あつまれ!!かながわのはにわ」