高崎八幡霊園には、古墳だけではなく、縄文時代の住居跡と古墳時代の住居跡が保存されている。


群馬県指定史跡 若田原遺跡群
八幡霊園は昭和44年に造成が開始され今に至っている。このうち昭和45年から昭和47年にかけて発掘調査された遺跡は縄文時代住居跡23、古墳5、古墳時代の住居跡2、奈良時代住居跡1等であった。これにより、この地区には縄文時代中期(約4000年前)の拠点的大集落の存在と、古墳時代には多数の古墳築造と住居跡が営まれていたことが明らかになった。保存されている縄文時代住居跡3、古墳3、古墳時代住居跡1の遺跡群を若田原遺跡群とよんでいる。
このうち、縄文時代の敷石住居跡と、若田大塚・楢ノ木塚古墳・峯林古墳は当時の状態をとどめているが、他は土をかぶされて保存されている。

古墳時代の住居跡

古墳時代後期(約1300年前)の住居跡で、左図のような住居跡が保存されている。
縄文時代の住居跡1


縄文時代前期(約5000年前)の住居跡で、4.1m×3.8mの規模を有する。中央部西寄りに炉が設置されている。炉には口縁を欠いた深鉢が埋設されていた。
所在地 高崎市若田町
指定年月日 昭和47年11月15日
設置年月日 平成25年3月22日
縄文時代の住居跡2



柄鏡形をした敷石住居跡で、全長5.6mの規模を有する。住居中央部に炉を構え、張り出し部 と境には小竪穴を設置している。
住居使用時には全面に石が敷き詰められていたと推定できる。このような形態をした住居跡は縄 文時代の中期から後期によくみられる。
所在地 高崎市若田町
指定年月日 昭和47年11月15日
設置年月日 平成25年3月22日
縄文時代の住居跡3



縄文時代後期(約4000年前)の住居跡で、長さ8.3m、幅5.6mの規模を有する大型の敷石住居である。左図のような遺構が保存されている。
所在地 高崎市若田町
指定年月日 昭和47年11月15日
設置年月日 平成25年3月22日
