志木市埋蔵文化財保管センターで西原大塚遺跡の出土品も見学したので現地を訪れた。 西原大塚遺跡は、市内最大規模の遺跡で、旧石器時代から近世にかけての複合遺跡。文献[1]によれば「西原大塚遺跡では(弥生時代)後期末葉から古墳時代前期にかけての住居跡が約600軒確認されており、市内最大の集落跡であることが判明している。特に、122号住居跡からは全国的にも稀な「イヌ」を象ったと思われる動物形土製品が出土している。平成24(2012)年に発掘調査が実施された第179地点からは、遺存状態は良好ではないが、市内初の銅釧が出土している。」「市内で最も多く方形周溝墓が検出されている西原大塚遺跡では、10号方形周溝墓の溝底から一括出土した中に畿内系の庄内式の長脚高坏が出土していることに注目される。また、平成11(1999)年に発掘調査が実施された西原大塚遺跡第45地点では、一辺20mを超える市内最大規模の17号方形周溝墓が発見され、この方形周溝墓からは、珍しい鳥形土製品をはじめ、畿内系の有段口縁壷、吉ヶ谷式系の壷、在地系の壷などと大きく畿内・比企地域・在地の3要素の特徴を示す壷が出土している。」、文献[3]によれば「本遺跡は、これまで244回の調査(令和5年10月31日現在)が実施され、旧石器時代から近世までの複合遺跡であることが判明している。特に、縄文時代中期では住居跡約200軒以上からなる大規模な環状集落が形成され、また、弥生時代後期〜古墳時代前期では、住居跡670軒以上、方形周溝墓38基が調査され、さらに環濠の存在が確認されている。」
西原大塚遺跡第243地点
- 西原大塚遺跡108号住居跡出土の人面把手付土器ほか84点 - 志木市
- 西原大塚遺跡出土の動物形土製品 - 志木市
- 西原大塚遺跡17号方形周溝墓出土遺物 文化遺産オンライン
- 西原大塚遺跡出土の動物形土製品 文化遺産オンライン
文献
- 埼玉県志木市教育委員会 2022 『志木市の文化財85:志木市遺跡群』埼玉県志木市教育委員会
- 埼玉県志木市教育委員会 2023 『志木市の文化財91:埋蔵文化財調査報告書』埼玉県志木市教育委員会
- 埼玉県志木市教育委員会 2024 『志木市の文化財95:埋蔵文化財調査報告書 埋蔵文化財調査報告書』埼玉県志木市教育委員会
- 埼玉県志木市教育委員会 2024 『志木市の文化財97:埋蔵文化財調査報告書』埼玉県志木市教育委員会
- 埼玉県志木市教育委員会 2024 『志木市の文化財99:西原大塚遺跡第239地点』埼玉県志木市教育委員会
【発掘速報】Ni235-№1
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2021年12月6日
中野遺跡第116①地点の発掘速報をツイートしていますが、市内では西原大塚遺跡第235地点(幸町2丁目)の調査も実施しています。
表土剥ぎ作業を終了し、本格的な遺構精査に入っています! pic.twitter.com/bqArSM8dju
【発掘速報】Ni235-№2
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2021年12月7日
西原大塚遺跡第235地点から速報です。
ピット(柱穴)を精査したところ、8本が四角く並び、掘立柱建物と判明しました!しかも掘立柱建物のピット内から瀬戸美濃の天目茶碗・香炉、唐津焼の碗が出土しました!これらの遺物は江戸時代初期のものと考えられます。#西原大塚235 pic.twitter.com/bSHT8PpmRB
【発掘速報】Ni235-№3
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2021年12月17日
西原大塚遺跡の発掘調査の速報です!
古墳時代の住居跡から、坏と呼ばれる皿のような土器や、刃物のお手入れに使う砥石が出土しました。
5世紀後半頃の住居跡と考えられます。
ちょうど金錯銘鉄剣で有名な稲荷山古墳がつくられたころですね!#西原大塚235 #さきたま古墳群 pic.twitter.com/zjr3pxwVW2
【お知らせ】#山梨県立美術館 で開催されている
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2022年9月20日
特別展「縄文―JOMON―展」に、#志木市 の西原大塚遺跡から出土した
人面把手付土器の写真📷が展示されています!
他の展示資料や写真もどれも魅力的ですので、
ぜひ現地でご覧ください♪#縄文土器 #美術と縄文 #うちの土器も魅力的 https://t.co/APyE1iNvP1 pic.twitter.com/2AUoGjfxpk
【発掘速報】Ni243-№1
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2023年6月13日
先日より、幸町の西原大塚遺跡で発掘調査が始まりました!
表土剥ぎ作業を開始すると、早速、真っ黒な土の溝状のプランが検出されました。何やら直角気味に曲がるような・・・。
今回の発掘調査では、どのような発見があるのでしょうか!?#発掘調査 #西原大塚遺跡 pic.twitter.com/ErBlDrazxm
【発掘速報】Ni243-№2
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2023年6月20日
表土剥ぎ作業が終わり、遺構検出作業を行いました。
溝状のプランは四角く廻るかたちになることが分かりました!
この遺構は弥生時代後期~古墳時代前期の方形周溝墓と考えられます。
そのほか、縄文時代の土坑が多数検出されています!#発掘調査 #西原大塚遺跡 pic.twitter.com/ZwBgEv2P2j
【発掘速報】Ni243-№3
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2023年7月6日
方形周溝墓の精査を実施中!
覆土中から出土した土器片を残しつつ、底面まで掘り下げていきます。
壺形土器の破片や、台付甕形土器の脚部が出土しています。
完掘まであと少し!#発掘調査 #西原大塚遺跡 pic.twitter.com/rXaZcCoSKw
【発掘速報】Ni243-№4
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2023年7月7日
方形周溝墓を完掘しました!
脚立の上から方形周溝墓の全体を写真撮影。ドローンで上空からも撮影しました。
一辺の長さが10mを超え、掘り込みがしっかりした方形周溝墓です。#発掘調査 #西原大塚遺跡 pic.twitter.com/r5iXQVXfgI
【発掘速報】Ni243-№5
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2023年7月14日
方形周溝墓に続き、縄文時代の土坑の精査を行っています。
土層観察用のベルトを設定し、周りを掘り下げていくと、何やら土器の姿が!
ベルトを取り除くと、ほぼ完形の大形の土器が出土しました!
土坑の中にすっぽりと入っています!#西原大塚遺跡 pic.twitter.com/I4gpLKvqmW
【発掘速報】Ni243-№6
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2023年7月28日
西原大塚遺跡第243地点の発掘調査も後半です。
今度は調査区隅で弥生時代後期~古墳時代前期の住居跡が検出されました。
焼土混じりの覆土の中から大きな炭化材が出土。炭化材をアルミホイルで包み、取り上げていきます。
♯西原大塚遺跡 pic.twitter.com/6AWbDaJx5G
【発掘速報】Ni243-№7
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2023年7月31日
後半調査区では、もうひとつ、縄文時代の土坑の中から土器が・・・
今度の土器は逆さまになって出土しました!また、手前の土器片1点は別個体と思われます。そして、逆さまになった土器にくっつくようにして打製石斧が出土しました!#西原大塚遺跡 pic.twitter.com/FsQgZkJxhs
【お知らせ】
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2024年2月15日
1月末に刊行した「埋蔵文化財調査報告書10」を『全国遺跡報告総覧』にアップしました!
弥生末~古墳前の住居跡16軒が検出された西原大塚遺跡第72地点の調査成果です。
過去の遺跡調査会刊行の報告書も5件アップしています!ぜひお役立てください(^^)/https://t.co/dZeWFFD2KF pic.twitter.com/AdO3K0IKVa
【お知らせ】
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2024年5月13日
今年度4月に刊行した「西原大塚遺跡第239地点 埋蔵文化財発掘調査報告書」の紹介です!令和4・5年度に調査を行いました。
この地点では弥生時代後期~古墳時代前期の住居跡13軒や環濠と推定される溝跡などを検出し、西原大塚遺跡の集落像を検討する上で貴重な成果となりました😊 pic.twitter.com/1JOXkw9zrp
西原大塚遺跡第239地点 埋蔵文化財発掘調査報告書 - [志木市] @shiki_bunkazai#全国遺跡報告総覧https://t.co/4ykjeRFUx4
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2024年5月13日
考察を書かせていただいた顔面把手.蛇体把手付深鉢を含む志木市西原大塚遺跡108住出土品が市指定を受けたそうです。https://t.co/wlBGmLTHmh
— 中村耕作 (@kousakun) 2024年7月1日
考察https://t.co/Xb2TCAW9yh
報告書https://t.co/R3CpJu6VIb pic.twitter.com/bZQ6uBgC7u
【お知らせ】
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2024年7月2日
令和6年7月1日をもって、新たに「西原大塚遺跡108住居跡出土の人面把手付土器ほか84点」が志木市指定文化財になりました✨
”人面くん”を代表とする土器・土製品・石器は、志木を含む西南関東地域の縄文時代中期の文化様相をよく示す貴重な資料です。https://t.co/6FP7yndwkF pic.twitter.com/TuuX9l73uR
【お知らせ】
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2024年7月12日
埼玉県立さきたま史跡の博物館で令和6年7月13日から開催される、令和6年度埼玉の考古おひろめ展「地中からのメッセージ」に、当市の西原大塚遺跡第235地点で出土した石器が出張展示されます!
ぜひその雄姿を博物館でご覧ください(*^-^*)https://t.co/zVucClXRNC pic.twitter.com/IO6XDccYIm
【お知らせ】
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2024年8月6日
先月、新たに市指定文化財となった「西原大塚遺跡108号住居跡出土の人面把手付土器ほか84点」のおひろめ展示を開始しました✨
縄文時代中期の住居跡から豊富に出土した遺物を一挙に展示しています。
埋蔵文化財保管センターで皆様のお越しをお待ちしております!https://t.co/oPo5IbEr2x pic.twitter.com/TZDbiBYuUS
【お知らせ】
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2024年8月21日
埼玉県立さきたま史跡の博物館で開催中の「埼玉の考古おひろめ展 地中からのメッセージ」に当市の西原大塚遺跡第235地点出土の旧石器が展示されています!
今回は、石蒸し焼き調理に使われたと思われる礫群の焼け石も展示されています。ぜひご覧ください。
9月1日(日)までです! pic.twitter.com/pEyEyTCWnv
【お知らせ】
— 志木市の文化財【公式】 (@shiki_bunkazai) 2024年9月3日
8月末に『西原大塚遺跡第243地点 埋蔵文化財発掘調査報告書』を刊行しました!
この地点では、残りの良い縄文土器が出土した土坑や弥生時代後期~古墳時代前期の方形周溝墓などを検出し、西原大塚遺跡の集落像を検討する上で貴重な成果となりました😊https://t.co/dZeWFFD2KF pic.twitter.com/e7jPnWkZxG
2019年の朝霞市博物館の企画展で西原大塚遺跡の方形周溝墓から出土した壺や高坏が展示された。



昨年夏の埼玉県立さきたま史跡の博物館の企画展で西原大塚遺跡第235地点出土の旧石器が展示された。
