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殿山横穴墓群 世田谷区大蔵

大蔵遺跡の見学会の後で、2015年(平成27年)9月に現地見学会が開催された殿山横穴墓群の現状を確認できないかと探索した。1時間半ほど探索した結果、現地は、東名ジャンクションのHランプとGランプの工事中でフェンスに阻まれ近づくことはできない、かつ、殿山横穴墓群に関する説明板等は設置されていなかった。

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土地区画整理事業完成記念碑

田直土地区画整理組合の施行区域は、東京の西南に位置し国分寺崖線ハケ下の小地域である。ここの土質は主として ローム層から成っているが地表面は風化して黒土と言われる農耕に適した土地であった。

世田谷区社育委員会の調盗で、この付近の旧石器縄文時代の遺跡や古墳等が発掘され、古代より人々がこのあたりでも生活していた事が明らかになった。又昭和初期の頃を思いおこせば前を流れる野川には、メダカやタナゴが泳ぎ秋ともなれば虫の音が聞こえてくるのどかな田園地帯であった。ここの付近に住む農家の人々はこの土地を耕し神社や寺を心のよりところとして安らぎを求め、互助的な側面を持ついろいろな講中で春夏秋冬人情を温め合い心和やかに暮してきた。

この母なる大地が産業の発展と経済の成長により、そこここが宅地と化し始めたので、地元有志の方々が時流には抗しきれないとこれを憂え同志と談合の末、区画整理が最善の方策と考えるに至った。その後関係者と会合を積み重ね土地区画整理の必要性を精力的に説き、昭和五拾壱年参月弐拾五日に土地区画整理事業準備会を結成した。同志の強国な意志と弛まざる努力で幾多の難問をも解決し関係地主全員の賛意を得たので、東京都知事に事業認可の申請を提出し昭和五拾六年参月参拾壱日にその事業認可を戴き、待望の田直土地区画整理組合を設立する事が出来た。

その後事業推進に明け暮れているうちに七年有余の歳月が流れ、この間東京都並びに世田谷区の御懇篤なる指導監督の下に、地権者全員の協力と隣接地主の合意により事業の完成を見るに至った。

ここに事業半ばにして病に倒れ他界された同志の御冥福を祈ると共に事業完成のしるしとして記念碑を建立し経過を記して後世に伝えるものである。

昭和六拾参年参月吉日  田直土地区画整理組合

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資料5より

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文献

  1. 公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター 2017 『東京都埋蔵文化財センター調査報告325:殿山横穴墓群(第2次調査)』公益財団法人東京都スポーツ文化事業団東京都埋蔵文化財センター

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