油殿古墳群の続き。
油殿2号墳

油殿3号墳
油殿4号墳


油殿古墳群(あぶらでんこふんぐん)
千葉県指定史跡(昭和52年3月8日指定)
油殿古墳群は埴生川(一宮川水系)に臨む俗称「油殿」と呼ばれる独立丘上に所在しています。古墳群を形成する4基の古墳は、北西から南東方向に伸びる尾根筋にほぼ縦列に配置されています。墳丘の土台となる尾根上面の標高は約27mで、周囲の住宅地とは約10mの比高差があります。
1号墳は主軸長93mの傑出した規模を誇る前方後円墳で、南東約1.5kmにある能満寺古墳とともに地域の首長墓として位置付けられる古墳です。後円部墳頂は独立丘全体の最高点(標高34m)であり、また、3方向が崖になっているなど、下から見上げた時の視覚効果を考慮した立地であるといえます。
2号墳は主軸長約30m、後円部の高さ約2.3mの前方後円墳です。昭和49年(1974)に行われた早稲田大学の確認調査によれば、墳丘は主に地山整形で構築され、周溝は設けられていない可能性が高いと考えられます。古墳に伴う遺物は出土していません。埋葬施設は未調査であり内容はわかっていません。なお、墳形については前方後方墳とする説もあります。
3号墳・4号墳は径10mの円墳です。前述の早稲田大学の発掘調査では地山整形痕、盛土、周溝等が検出しておらず、詳細は不明です。