「中野木周辺の遺跡説明板・文化財説明板」の散策の続き。八坂神社の「中野木の辻切り(なかのきのつじき)」
八坂神社



市指定無形民俗文化財 中野木の辻切り(なかのきのつじき)
平成9(1997)年4月24日指定 伝承者 中野木町会
辻切りとは、村境の「辻」を「切る」ことにより、悪霊や悪疫がムラに入って来ないようにする行事です。ここ中野木では、毎年初午(2月の最初の午の日)に行われます。
行事に参加するのは、中野木の農家・旧農家です。辻切りで使われる大蛇は、東西の2組に分かれ、1匹ずつ制作します。東が雌、西が雄といわれています。材料は、頭と胴体にする藁、大蛇の尾とする樫の棒、目玉を作る半紙・抹香・墨汁、頭や胴体に付ける柊・杉葉・樫の小枝・篠竹などです。半紙は神札とクジ(墨で縦横に数本の線を引いたもの)にも使われます。これらは当番(年番)が用意します。また各家の門などにかける藁の小蛇も作られます。
当番は午前中から、鎮守の八坂神社で準備をします。昼すぎからは人が集まって大蛇を作り、完成すると5m半ほどの長さになります。大蛇は本殿の前にとぐろを巻いて向い合わせに据えられ、その後御神酒を飲ませ、直会(ならかい)が行われます。直会後は大蛇を抱えて南西と北東の村境に向かい、途中お別れと称して、大蛇の口を合わせます。到着すると前年の大蛇を木から取り除き、新しい大蛇を巻き付けて固定します。
起源については不詳ですが、ワラ蛇のつくりが大きく、古くからの形を伝えていると考えられる、貴重な民俗行事です。
富士塚?


東の大蛇




