中野木台遺跡 遺跡見学会で「中野木周辺の遺跡説明板・文化財説明板」の地図をもらったので、散策した。中野木台遺跡の西に隣接する新山貝塚(しんやまかいづか)。
中野木1丁目公園



新山貝塚1次調査地点(中野木1丁目)
新山貝塚(しんやまかいづか)1次調査地点は、マンション建設に先行して平成17年に発掘調査が行われ、縄文時代と中世(14〜16世紀)の遺跡が見つかりました。調査地内の南部には縄文時代早期前葉(約11000年前)の遺構や縄文土器片・石器等が発見され、敷地内の北部は縄文時代中期末(約4500年前)の縄文土器片・石器等が出土しました。また、中世(14〜16世紀)の屋敷の一部(台地整形区画)などが見つかっており、中国からの輸入銭(元豊通寶)が出土しています。
中野木1丁目2号公園



新山貝塚4次調査地点(中野木1丁目)
中野木から駿河台にかけての台地全体には、新山貝塚(しんやまかいづか)を含めた遺跡が広がっています。新山貝塚4次調査地点では、縄文時代中期後半〜後期前半(約4700〜4000年前)の竪穴住居跡5軒、小竪穴(貯蔵穴)12基などがみつかりました。
竪穴住居跡の1軒は柄鏡形(えかがみがた)住居という特殊な形でした。貝塚の調査もおこなわれ、イボキサゴが大量に捨てられていました。一方、ここから約200m東にある中野木台遺跡の貝塚は、今回の調査地点よりもやや古く、ハマグリを主体としたもので、採取する貝が時期によって変化し ていることがわかりました。
文献
[1] 船橋市教育委員会文化課埋蔵文化財調査事務所 2006 『平成17年度 船橋市内遺跡発掘調査報告書』船橋市教育委員会
[2] パスコ 2019 『新山貝塚(4)』船橋市教育委員会
[3] 船橋市飛ノ台史跡公園博物館 2023 『変化する縄文の暮らし 船橋の縄文時代後期』船橋市飛ノ台史跡公園博物館