現地説明会の前に国指定史跡 女堀を見学した。




国指定史跡 女堀(東大室地区下神沢地点)
所在地 前橋市東大室町
指定年月日 昭和58年10月27日
女堀(おんなぼり)は前橋市上泉町から伊勢崎市田部(旧東村国定)までの約13kmにわたって、上幅15〜30m.、深さ3〜4mの規模で掘られた長大な農業用水路である。発掘調査では12世紀中頃に掘られたが、工事中断により未完成であったことが分かった。開削の目的は旧佐郡一帯に立荘された淵名荘の開発に伴う農業用水の確保であったといわれている。本地区は一部で発掘調査されている。標高が高いことから上報30mで掘削深度も4.5mと深い。 掘削排土の下から畑跡が見つかり、 女堀の開削以前は畑作地帯であったことが分かった。また女堀の底面では小間割という掘削工程の最小区割りが、外側では掘削された排土をモッコで担ぎ出した作業道などが見つかり、女堀の開削方法などが復元できた。














女堀は、前橋市上泉町から伊勢崎市田部井町(西国定)の約13kmに至る、中世初期(平安時代末期)に造られた大規模な灌漑用水路です。
女堀は渕名荘(伊勢崎市の北側)の開発と、天仁元年(1108)の浅間山噴火による荒廃地域の再開発の要素も含みながら、工事が計画されたと考えられています。しかし発掘調査の結果、工事が完了せず通水していないことから、未完成の用水路であることが明らかとなりました。
本地点の史跡女堀は、自然の谷とX字状に交差していることから、掘削の手順や掘削の際の土の搬出、工事区間の設定や湧水排水方法など、谷の地形に応じ測量技術など高い技術力をもって工事が進められていることも発掘調査で明らかとなっています。
女堀は、中世初期の荘園開発、土木技術、農業史などを知る上で極めて重要な文化財であることから、昭和58年に国指定史跡となり、平成元年より花しょうぶを植栽して、史跡の保護・活用を図っています。
伊勢崎市教育委員会




つゆ空に 花しょうぶ競う 女堀