
大人気、話題の『田中一村展』へ。
田中一村という画家をこの展覧会が始まるまで全く知らなかったので、わたしも評判に乗って観に行ったクチです。
花鳥画ということで鳥の絵が鑑賞目的。
花鳥画といえば、以前鑑賞した小原古邨が思い出されますが田中一村とは少し時代が違ってた。
とにかく館内はすごく混雑していて、人の頭の間からしか鑑賞できないほど。
やはり花鳥風月、その美しさは誰にでもわかりやすく伝わりやすいから人気にもなりますね。
展示は幼少期(神童あらわる!)〜東京時代(独学でのチャレンジのはじまり)〜千葉時代(新しい挑戦)〜奄美大島時代(充実した日々)と移り変わりを感じながら鑑賞できるようになっています。
千葉に移り住み、39歳の時に初めて入選したという『白い花』という屏風絵が圧巻でした。濃い緑の葉の中に真っ白なヤマボウシの花。隅の方にトラツグミ。
わたしもこの絵に釘付けになりました。
けれどこの後の作品は落選続きとなり、50歳で奄美大島に移り住む一村。
紬工場で染色工として働きながらお金を貯め、生活を切り詰めながら絵の制作に打ち込む。生命力あふれる奄美の自然を描きながら、そこから感じとられる目に見えない世界までも写しとることにチャレンジし続けた。
全ての絵画からその一途さが伝わってきます。
ツマベニチョウ、リュウキュウアサギマダラなど蝶が描かれた作品がいくつかあって、その中にイシガケチョウをみつけて嬉しかった。(今年覚えたばかりの南方系の蝶)
オナガ、カケス、イソヒヨドリ、ルリカケス、オオアカゲラ、アカヒゲ、トラツグミ、アカショウビンなどなど。
名前を知っているとより鑑賞の楽しみが増すと思います。
これを機に野鳥への注目度も高まるといいなぁ。
ということで近くで開催中の『鳥展』にももちろん足を運びます!(次回に続く)

ものすごい熱気のミュージアムショップでなんとかポストカードを二枚だけ選ぶ。
右が『白い花』、左は『初夏の海に赤翡翠』
美しいですね。