気になっていた映画、ようやく鑑賞できました。

エンドロールに「水上勉」の名が流れて初めて、だからツトムさんだったのかと気づきました。この映画の"原案"が水上勉氏のエッセイ『土を喰う日々』なのでした。
映画を観たあとすぐにエッセイも読みました。
原作ではなく、原案なので内容は映画とは違います。
松たか子さんが演じた歳の離れた恋人真知子は出てきません。
ツトムさんの義母もエッセイには出てこないからお葬式のシーンもなし。
映画を観ていて、なんか変というか腑に落ちないような点があったけどそれらはみな映画のために創作された部分でした。
四季折々のシンプルでいて野趣あふれるお料理の監修は土井善晴先生。器も選んだそう。
できたてほやほやの若竹煮や胡麻豆腐がおいしそうで食べてみたくなる。
でもほうれん草を冷たいお水で丁寧に洗うシーン、なかなか大変だと思った。
里山での暮らしは厳しい。部屋も寒そう。
憧れるけど良いことばかりではない気がします。
ツトムさん役は沢田研二さん。
あのジュリーがです。もう70歳を超えられているとは。
もう気持ち痩せておられた方がツトムさんぽかったのにな。
この映画を観ていた時、何回もお腹がグーと鳴ってしまった。
お腹が空いていたわけじゃないのに。
それがとても不思議であり、素直に反応する自分の身体に感心もしました。
このあと『ある男』『母性』と立て続けに映画の原作小説を読んだけれど、どちらも劇場まで足を運ばず。
小説も映画も明るいものが好みです。観た後、読み終えたあと、元気がでるような。
次回はそんな明るめのをご紹介したいと思います。