2月28日。
『共生のために走る』"Run to"フィルムツアー東京会場へ。

↑このフィルム&トークイベントの告知を見てすぐに申し込んでいた。
イヌワシを呼び戻すためにかつての火防線トレイルを整備する活動『南三陸イヌワシ火防線プロジェクト』に賛同し、8年前から南三陸に通い続けていたというプロトレイルランナーの石川弘樹さん。
予告動画を観て、ビビビッときました。だってトレイルランナーと鳥ですよ!
これはもう、このイベントに申し込むしかないでしょ。

会場には100名以上が集まったようです。
多くの人にとって興味あるテーマだったんだと思う。
イヌワシについて何も知らなかったのでとりあえず図鑑などで予習してから会場に向かう。
- 高山から低山の広い範囲を生活圏とし、一年中つがいで暮らす
- 産卵は普通2個だが雛は殺し合いをするのでたいてい1羽しか育たない
- 草原など開けた空間でノウサギやヤマドリを狩る
- 生息数は全国で500羽に満たない
- 翼に白斑のあるのは幼鳥(成鳥になると消える)
さらに詳しくはこちらのサイトで。
南三陸町の翁倉山で初めてイヌワシの営巣が確認されたのが1955年(昭和30)。
それまでは中部山岳地帯のみが繁殖地とされていたようだ。翁倉山は日本で3番目に発見されたイヌワシの繁殖地。
1976年(昭和51)に翁倉山の一部が「イヌワシ繁殖地」として天然記念物に指定される。
その後、宮城県内で何ヶ所かイヌワシの繁殖が確認されるも2009年女川ペアが幼鳥を巣立ちさせたのを最後に南三陸地域では巣立ち例が途絶える。
2011年東日本大震災。
2012年翁倉山でのイヌワシの定着が見られなくなる。
2016年『南三陸地域イヌワシ生息環境再生プロジェクト』始動。
翼を広げると二メートルものイヌワシが狩りをするためには開けた空間が必要で、現在の植林された針葉樹で覆われた山ではそれができない。
かつてあった火防線を整備することでイヌワシの狩りに適した環境を取り戻すためのプロジェクトに参加した石川さんはじめとするトレイルランナー仲間。その方々たちが2022年の春に2/3の整備を終えた火防線トレイルを走る様子などを撮影したフィルムの上映でした。
プロジェクトの発起人の鈴木卓也さんが最初はトレイルランナーを怖い人たち(山の暴走族的な?)と思っていたと話すシーンも印象的でした。でも普通の人が何時間もかかってしまう場所も走っていけることに驚いたと。
60キロの火防線トレイルとのことだけど、そうですよね。石川さんたちならあっという間だ。
自分の足で数十キロ移動できること、そんなありあまる体力、それを何かに使えたら・・・
わたしもそんな風に考えることがあります。
以前、『Running Wild』というショートムービーを観たときもそう思った。
トレイルを歩いたり走ったりすること、鳥や自然観察のこと、それらが繋がって何かできればと思います。
とりあえず今すぐできることはブログに書いて伝えることかなぁと思って書いたけれど、またまたまとまらない長文になってしまいました。
南三陸イヌワシ火防線プロジェクトも火防線が復活したからといってイヌワシが戻るとは限らないし、現在はまだシングルトラックだそうです。整備にはまだまだ途方もなく時間もかかりそう。
イヌワシだけではなく、狩られる方のノウサギやヤマドリ、さらにはそれらの補食対象の生き物もいないとダメなので。
気候変動の問題もあります。
結局、何をしても変わらないのでは?とやらないよりは、何かはじめてみることは必要なんだなとイベント中マイボトルで喉を潤す石川さんをみてそう思いました。(わたしはペットボトルの水でした)

売上は全額寄付になるとのことで購入。
何事も知ること、考えることがはじめの一歩ですよね。
今回上映されたフィルムは3/9に一般公開されるそうです。