2025年の振り返りを、音声入力でねじ込む
2025年の振り返りエントリーを書くぞ、という気持ちはある。あるのだが、気づけばもう23時30分で、そこそこアルコールも入っている。いまからキーボードを叩いて「ちゃんとした文章」を作るのは無理だと判断したので、Aqua Voice に全部しゃべって、最後に ChatGPT に整形してもらう作戦にした。
もうね、マウスピースを口につけていて、いつでも寝られる状態である。こういうコンディションでもブログを出すのが、今年の自分の強みっぽい。
ということで、2025年をざっくり「仕事」と「プライベート」の二軸で振り返っていく。
仕事:採用の一年と、取締役としての一年
まずは仕事の話。私は株式会社リンケージという予防医療をやっている会社で、取締役のCPOみたいなことをしている。みたいなこと、というのは謙遜ではなくて、取締役の仕事と執行の仕事の境界が、まだ自分の中で完全に分離しきっていないからだ。
今年プロダクトとして何をやったか、という問いに素直に答えると、あまり「これだ」という手触りは残っていない。その代わりに、ずっと採用をやっていた、という感覚が強い。採用に時間を持っていかれた、というよりは、採用に時間を使うべきフェーズだった、という方が近い。
そして採用については、今年はわりと良い成果が出たと思っている。会社として新陳代謝が進み、強いメンバーが入ってきて、事業を前に進める上での重要な人材を、ちゃんと押さえられた実感がある。採用は成果が出るまでの時間が長いので、年末に「効いてきたな」と感じられたのは素直にうれしい。
経営と執行の分離、みたいなテーマは引き続きある。ただ、まだまだ執行領域に踏み込まないと前に進まない局面も多いし、その中でも「重要度も緊急度も高い」領域が残っている。ここはそーだいさんと一緒に、企業成長に向かってガッとやっていく、という気持ちでいる。
会社をプロダクトとして見たときにどうか、という話でいえば、制度設計にもちゃんと時間を使えた一年だった。評価制度の整備だけではなく、バリューの作り直しまで含めて、「会社のあるべき」を整える作業をやり切れたのは良かったと思う。制度は無くて済むなら無い方がいい派ではあるが、無いと困る局面が来るのもそれはそうで、どうせやるなら会社ごっこにならない形で、シンプルに運用できるものに寄せたかった。
「意思決定」を、ちゃんと自分の言葉にする
取締役としてフルイヤーで暮らすのは今年が初めてだった。去年のいつだったか、そーだいさんに「取締役なのに全然意思決定してねえじゃん」と言われたのが、ずっと引っかかっていた。
確かにそうだった。取締役になってすぐの頃は、これまでのサラリーマン人生の延長線上で暮らしていて、「役割が増えた」くらいの感覚で動いていた気がする。でも、取締役というのは社員とは切り離された立場で、より多くの社員の暮らしに責任を持つ側に立つ、ということでもある。
意思決定という言葉は軽く使われがちだが、意思を込めるのは案外難しい。けれど今年は、ひとつひとつの判断に対して、自分の意思を乗せる回数が増えたと思う。雑に流すのではなく、「ここで何を守るのか」「何を捨てるのか」を自分の言葉で引き受ける感じ。遅いと言われれば遅いのだが、変化が出てきたのは事実だと思っている。
ぼちぼち50も見えてくる年齢ではあるが、まだ成長する余地がある、というのを体感できた一年だった。そういう意味でも、2025年は悪くなかった。
ということで、優秀な人材はいつだって求めている。カジュアル面談などあれば、気軽に声をかけてください。
プライベート:毎月ブログを書いた
プライベートで言うと、何といっても「毎月ブログを書けた」のが一番大きい。大西さんが毎月ブログを書く、みたいなことを書いていたのを見て、ちょっと意識していた。
とはいえ、毎月書けていることに気づいたのは10月くらいだった。ノーヒットノーランをやっているピッチャーが、7回くらいで急に意識し始めるやつと近い。終盤になってから「あ、これいけるな」と思った感じがある。
結果として、通年で見ても、はてなブログを始めてから一番書いていたらしい。立場も立場なので、内容はポジショントークに寄りがちだし、仕事の話ばかり書いている自覚もある。それでも、書けたのは良い。
AIまわりの話も、5月の時点と今とで状況がけっこう変わっているので、来年の5月に「その時点のAIデッキ」のスナップショットを書こうと思っている。定点観測は、後から効いてくる。
はてなブログは、まだ全然終わっていない
あらたまさんといくおさんのアドベントカレンダーに参加させてもらって、ぎょっとしたことがある。はてなブログで書いている人が、めちゃくちゃ少ない。みんな note なんだな、という事実が刺さった。
ただ、私は引き続きはてなブログを使い続ける。たぶん死ぬまで使う。意地というより、身体に馴染んでしまっている。
今年読んでよかった本:『アンビシャス』
今年読んでよかった本は、なんといっても『アンビシャス』だった。読み終わってすぐに、そーだいさんに「これ読んでくれ」と強めに勧めたくらいには良かった。
札幌ドームからエスコンフィールドへの移転、その周辺にいる様々な人の人間模様が描かれていて、群像劇に近いノンフィクションとして面白い。登場人物が多いのに、どこかで自分のキャリアと接続してしまうポイントがあって、気持ちが入ったままシュッと読んでしまった。
そして、さっき書いた「意思を込める」みたいな話の重要さを、別の角度からもう一度突きつけられた感じもあった。おすすめです。
Agend のインタビューに出た
5月に Agend というフジイユウジさんのメディアでインタビューを掲載してもらったのも、今年の良かったことのひとつだ。自分の環境がやや特殊なところも含めて、いま考えていることをまとめてもらう場として良かったし、いろんな人に見てもらえた実感もある。
面白かったのは、インターネット上の反応はそこまで多くないのに、直接会った人から「めっちゃ真面目にいろんなこと喋ってますね」と言われることが何度もあったことだ。いや、それはインターネット上で書いてくれた方が私はうれしいのだが、と思いつつ、あの場をいただけたことには素直に感謝している。
フジイさん、ありがとうございました。
今年買ってよかったもの:AirPods Max と DARTSLIVE Home
今年買ってよかったもの、まずは AirPods Max。年始の Apple の初売りで買ったのだけど、今年はマジで使い倒した。家で仕事することが多く、ミーティングのときは基本これになった。
メガネをかけた状態でも装着感が良いのが助かる。ミーティング中はトランスパレンシーにして、自分の声がちゃんと返ってくるようにすると、変に大声にならずに済む。音楽を聴くときはノイキャンを効かせればいい。用途が分かれていて気持ちが良い。
USB-C のモデルにしたのだけど、USB 接続ならロスレス再生もできる。正直、買ってよかったものランキング上位である。
もうひとつは DARTSLIVE Home。1年くらいちゃんとダーツに行けなくて、ダーツバーも漫喫練習もできていない状態に、わりと強いストレスがあった。なのでプライムデーか何かのタイミングで買った。
オンラインマッチをするわけではなく、基本は黙々とカウントアップをやり続ける暮らしだったのだが、最近になって「ロボライバル」が意外と練習になることがわかった。いつでもどこでも対戦相手を呼び出してメドレーを回せるのは、効率の良いグローバルマッチみたいなもので、テンポを作る訓練になる。
自分が投げて、相手が投げる、という各ラウンドのペースを身体に入れられるのも良いし、ロボットがハットだのローだのを続けてくることで生まれるプレッシャーも、知らない人とマッチしたときのあの感じに近い。相手役としてかなり機能する。
ロボットはロボットなので、引き続き、好きなタイミングでダーツバーにも行って、ちゃんと大人の街に出るリハビリをしたい気持ちはある。それでも「いつでもダーツができる環境が家にある」というだけで、めちゃくちゃポジティブだ。買ってよかったものの2位と言っても差し支えない。
きちぴーナイトパーティーでDJをした
asumin に誘われて、吉祥寺.pm のアフターパーティーで DJ をすることになった。吉祥寺.pm は CfP を出したものの通らず、本編のチケット販売も完全に見逃して、アフターのためだけに吉祥寺に行き、終わったら帰るという「ただDJをしに行くおじさん」になった。
ただ、このDJは自分の中では良い準備と良い結果のセットだった。客層の雰囲気が全然わからない。テックカンファレンスの後に来る人たちだから、踊り狂う感じではなくて、酒を飲みながら喋ってるんだろう、という想定はあった。
なので、マイルドなテックハウス中心のセットと、もう少し雰囲気のあるハウス寄りのセットと、さらに上げ切る盛り上がりサイドのセット、ざっくり三段構えで準備していた。結果としては、一番盛り上がりサイドのルートを選べたのがめちゃくちゃ良かった。
この機会を作ってくれた方々、とくに asumin を筆頭に、選んでいただいてありがとうございました、という気持ちである。DJ は呼ばれたら行きます。渋いハウスからハードダンス、サイケデリックトランスからバキバキのアップリフティングまで対応可能なので、呼んでください。
2026年:ネットワーキングの解像度を上げる
2026年の振る舞いとしては、今年以上にネットワーキングを意識していこうと思っている。ここで言うネットワーキングは、ビジネスパーソンの集いに顔を出して名刺交換を回す、みたいなやつではない。人との交流を、いまより少し増やしていく、という意味である。
自分の見識を広げたいのもあるし、その見識を会社に還元する機会を、もう少し意識的に取らないといけないとも思っている。そーだいさんと一緒に、起業家や連続起業家、複数社の経営に関わってきた人たちと飲みに行く、みたいなアクティビティをしていく中で、その必要性をより強く感じた。
別に相手が経営者である必要はなくて、エンジニアリングマネージャーでもなんでもいい。自分と課題の目線が近そうな人たちと、ちゃんと喋って、情報交換できる機会を持ちたい。2026年はそこに手触りを作っていく。
おわりに
とりあえずこんなもんですかね。もう23時56分なので、そろそろこれを ChatGPT に流さないとブログが書けなそう、ということで、皆さんまた来年もよろしくお願いします。