1933年(昭和8年)4月に我が国初の県営広域水道として、湘南地域を給水域として創設された神奈川県営水道。
その旧寒川第1浄水場の送水ポンプ所を活用して、1984年(昭和59年)に作られたのが「水道記念館」(寒川町)です。
1985年(昭和60年)に厚生省(現・厚生労働省)が企画した「近代水道百選」に選定されています。
「水」をテーマとした科学館で、隣接してせせらぎが流れる水の広場もあります。
先日、近くを通った際、立ち寄ってみました。
目 次
神奈川県営水道
神奈川県営水道は、昭和8年4月に我が国初の県営広域水道として、湘南地域の1市9町を給水区域としてスタートしました。
現在は、主に県の中央を流れる相模川に沿った16市6町に給水しています。
東側に位置する横浜・川崎・横須賀、あるいは西側の小田原・湯河原などは、それぞれの自治体で水道を運営しています。
県の中央を流れる相模川は、県全体の重要な水資源ですが、県営水道にとっても同様です。
水道記念館
水道記念館は、県営水道創設50周年を記念して、昭和59年3月に県営水道発祥の記念施設である旧寒川第1浄水場の送水ポンプ所の跡地に誕生しました。

記念館の前には、河童の噴水があります。

頭から水が出ています。

水の広場
記念館とあわせて、和風庭園の「水の広場」が整備され、翌年の4月から一般公開されています。

水の広場には相模川をイメージしたせせらぎがあります。

周囲には、県営水道の給水区域12市6町の木が植えられています。

最後は、相模湾をかたどった池に注ぎこみます。

かつて使われていた送水ポンプです。

館内へ
館内に入ると目を引くのが、英国製獅子頭共用栓のレプリカです。

明治初期に導入された近代水道では、各戸給水でなく、街路など共用栓が設けられたそうで、横浜市内で600基あったそうです。
この栓は、出来立ての寒川浄水場の水が味わえるそうです。

(ゴックン)
う~ん!うまい!
水の大切さを体験できる施設です。
お子様でいっぱいでした😄

夢中です😀

近代水道の歴史が学べます。

井戸のポンプを体験できます。

給水管の水漏れの音を体験できます。

水道管や下水道管などのインフラは、今、更新時期を一斉に迎えていますよね。
水源探検ゾーンです。

山梨県の忍野八海などに端を発する相模川。

相模原市にある津久井湖などに蓄えられ、相模湾へと流れます。

寒川取水堰で、引き入れられた水は寒川浄水場で水道水となり供給されます。

水道記念碑
水の広場には、寒川第1浄水場創設時の石造りの正門が残されています。

その奥には、我が国初の県営広域水道事業の竣工を記念して、昭和11年に建てられた記念碑がありました。

今では、当たり前となった水道。
ここに至るには、さまざまな歴史があったことを知ることができます。