人々の喜怒哀楽とともに今日も走る列車。
そんな鉄道の「終着駅」というのは、どこか情緒深いものがあります。
そして、終着駅にあるのが、「車止め」と「車止標識」。
でも、終着駅になのに「車止め」と「車止標識」が無い駅もあります。
終着駅の「車止め」が醸し出す情景を記録する「鉄道の車止め」シリーズ
の番外編は、
終着駅になのに「車止め」と「車止標識」が無い駅、
JR総武本線の終着駅「銚子駅」です。
その理由とは、いったい‥
目 次 🚋
総武本線
総武本線は、「東京駅」と「銚子駅」を結ぶJRの路線です。
ただ、路線案内では、「千葉駅」と「銚子駅」が総武本線とされているようです。

東京駅から銚子駅まで、総武本線で行ったときのこと。
千葉駅までは、総武線快速のグリーン車で向かいます。


千葉駅で、黄色のラインでお馴染みの総武本線に乗り換えます。


20分ほど乗ると佐倉駅に到着します。
成田・佐原・香取方面に向かう成田線の始発駅でもあります。

日向(ひゅうが)駅です。

田園の中を走ります。
(撮影時期は7月下旬です)

干潟(ひがた)駅です。
のどかな駅です。

乗客もだいぶ減ってきました。

銚子市内にある松岸駅に到着です。

千葉駅を出発して、約1時間半。
千葉県の北東端「銚子駅」が見えてきました。
左側の1番線には特急「しおさい」、右側の3番線には成田線の電車が停まっています。

総武本線は、2番線へと滑り込んでいきます。

車止めのない終着駅「JR銚子駅」
JR銚子駅の2番線に到着しました。
銚子駅は、総武本線の終着駅ですが、「車止め」と「車止標識」は無く、線路はずっと続いています。

3番線も、線路はずっと続いています。

1番線のホームから、総武本線の線路を眺めると、銚子電鉄の線路へと繋がっていました。

何故かな?
ある路線の終着駅であっても、単に路線名が変わるだけの場合や
違う鉄道会社間で乗り入れしている場合などは、線路は繋がっています。
しかし、JR総武本線と銚子電鉄は、現在、乗り入していません。
にもかかわらず、線路が繋がっているのは、
昭和30年代に、国鉄が銚子電鉄の外川駅まで、映画「ローマの休日」にあやかった「房総の休日号」を運行していた名残のようです。
何気ない「鉄道の車止め」ですが、いろいろな歴史が隠れているんですね。