3月15日(土)
休日。高校の顧問の定年退職を祝うパーティーに行った。地元のホテルに120人くらい集まっていただろうか。まずこれを企画してくれた人間に、なんでだよとお礼を言いたい。どう考えてもこんな盛大な会を手配するのは大変過ぎる。そんなわけないが、会費の10%が企画者の取り分だったとしても、私は文句を言わない。
会場に着くと、同期のほとんどが揃っていた。同期の忘年会は毎年開催されているのだが、私はここ数年行けてなかったので久々だった。みんな仕事、結婚、健康などで様々な人生を経ていた。しかし会えばあの頃のノリを瞬時に取り戻せるのが嬉しい。
それ以外にも、卒業以来会っていない先輩や後輩にも会うことができて、とても楽しかった。正直ほとんどの人には、もう会うことはないだろうし、別に何か真新しいことを話したわけじゃないが、今日会っておけて良かったと心から思った。
そして肝心の先生だが、スピーチが上手すぎてびっくりした。立ち姿、声のトーン、間、構成、すべてが完璧だった。こういうスピーチってちょっとグダクダして、それにガヤをいれるのが醍醐味だと思っていたが、みんな聞き入ってしまっていた。
大した実績のない私をスポーツ推薦で拾ってくれたこと。毎日の練習だけでなく外部の練習会にまでわざわざ連れて行ってくれたこと。何より、自主性を重んじて真摯な指導をしてくれたこと。どれだけの時間と熱意で私に向き合ってくれただろうか。間違いなく恩師である。
実は今日、本当は仕事の予定があって、天候不順でそれが中止になったため運良く参加することができたのだった。今の私は顧問への感謝や、仲間たちとの友情に心が満たされている。しかし、あの時の私は仕事で行けなくなってしまったら、まあしょうがないかくらいに考えていた。これだけ語っているが、おそらく私の思いはみんなより軽い。自分でも自分の気持ちがいまいち信用できない。