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【書評】ネヴィル・シュート「渚にて」/古典的SFの名作&映画版もなかなか見ごたえあり

以前にとあるサイトで古典的SF小説が紹介されており、そのうち何冊かを読んでみた。いずれも古いながらも有名な作品なので、ご存知の人も多いかもしれない。

 

 

 

 

中でも私にとって印象深く感じたのが、「渚にて(ON THE BEACH)」だ。そのストーリーはいわゆる世界終末もので、核戦争によって地球の北半球が壊滅する。かろうじてオーストラリアなどの南半球の地域には生き残りがいるが、やがて放射能が風によって運ばれてきて、残された人類に滅亡の危機が迫る・・・というもの。

前半はなんとなくのんびりとした感じで淡々と話は進むが、後半になって人類滅亡がいよいよ不可避となると、登場人物は様々な方法で「死」と向き合っていく。自宅の庭の手入れをする者、コレクションしたお酒を次々と飲んでいく者、自動車レースにのめり込む者・・。このあたりの一見淡々とした日常を描いた風景にはヘタなホラー小説より鬼気迫る「怖さ」を感じた。

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結局のところ、本作はアンハッピーエンドに終わってしまい、少々鬱気分になる一方、なんとなくほんわかした余韻が残るのが不思議なところ。 なお、本作を原作にした映画が1954年に公開されているが、2000年にそのリメイク版も公開されている。原作がかなり印象に残った作品だったので、映画版にも興味がわき、TSUTAYAでリメイク版の映画(邦題は「エンド・オブ・ザ・ワールド」)を借りてみた。 

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リメイク版では、登場人物の相関関係が一部変更されている等の違いがあるが、原作をうまく描いた作品に仕上がっている。特に良かったのが、原作から改変されたラストシーン。このまま原作どおりになるのかな、と思っていたら最後でちょっとしたどんでん返しがあり、「なるほどそうきたか」と少し驚いた。

原作小説自体はかなり古いが、やはり名作と呼ばれるものは何年経過しても名作だと感じさせられる。

 



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