以前に触れたとおり、9月最初の三連休を利用して、鳥取県米子市を観光し、大山(大山町)に挑戦してきた。その旅の様子を、今回は少し情緒と笑いを交えて紹介したいと思う。
1.出発 ~高速バスという快適空間~
同行する友人とは大阪市の阪急梅田駅近くの高速バスの乗り場で待ち合わせ。私は高速バスに乗るのは初めてだったので、少し不安だったけれど、乗ってみるとこれがなかなか快適。私たちが乗車したバスは、右側一列シート&左側二列シートで、座ったのは一列シート。座席にはUSB充電ポートやフットレストもあり、車中では靴を脱ぎながらリラックス。「これはもう、動くカプセルホテルでは?」と思うくらい。ウトウトしているうちに、大阪から米子までの約3時間半は、あっさり終了。恐るべし高速バス。

2.米子観光 ~3つのスポットを駆け巡る~
正午過ぎ、私たちは米子駅に到着。まずは駅前のラーメン店で腹ごしらえを済ませ、荷物をホテルに預けて身軽になったら、いよいよ米子観光のスタートだ。駅近くの観光案内所で自転車を借り、二人で颯爽と街へ繰り出す。目的地は「米子市立山陰歴史館」「米子城跡」「弓ヶ浜」の3ヶ所。

①米子市立山陰歴史館
元々、市役所の旧庁舎だったというこの歴史館は、レトロな雰囲気が漂う素敵な建物。入館は無料だが、私たちは旅の記念に「御城印」を購入してから館内を散策した。昔の生活用品や鉄道写真など、懐かしい展示品を見ていると、まるでタイムスリップしたような気分になる。こういうのを見ると、「人間って、意外と昔から大して変わってないんだな」と思えて面白い。





②米子城跡
歴史館から自転車で10分ほど。小高い山の上にある米子城跡に到着した。石垣だけがひっそりと残るこの場所は、1600年の関ヶ原の戦いの後に転封となった吉川広家が築城したという。ちなみに、彼の転封先である岩国城には5年ほど前に訪れたことがある。遠く離れた場所で、時を超えて繋がる縁に、なんだか胸が熱くなった。
「天守閣が残っていないのが、かえって良いのかもね」
友人の言葉に、私は深く頷いた。なぜなら、南東には堂々たる大山の姿、北には弓ヶ浜と日本海の水平線。そして眼下には城下町の名残を感じさせる街並み。まさに山・海・空・街の大パノラマ! 天守がなくても(むしろないからこそ)、360度の展望を楽しめるのだ。大阪から来てこの景色に出会えただけで、「もう元は取ったな」と思えるくらいの絶景だった。



③弓ヶ浜
絶景にすっかり感動した私たちは、再び自転車を走らせ、今度は弓ヶ浜へ向かった。穏やかな日本海を眺めながら一息つき、潮風に吹かれながら旅の疲れを癒やす。名前の通り、砂浜が弓のように弧を描く姿は、なかなかフォトジェニック。
本当は境港方面のサイクリングロードも走りたかったのだが、時間切れ。名残惜しさを感じつつも、この日の観光はここまでとした。

3.夜の部 ~居酒屋で登山前の祝杯~
米子駅へ戻り、自転車を返却したら、あとは旅の醍醐味、居酒屋で乾杯だ。美味しい料理とお酒を楽しみながら、翌日の大山登山に備えて英気を養う。しかし、その夜から天気は下り坂。大型の台風14号が、次第にこちらへ迫っているという。
「明日は、登れるのかな…?」
不安を抱えつつ、私たちは早めに就寝した。
果たして、メインイベントである登山はどうなるのか?その模様は、また次回お伝えしたい。