一昨日は現役時代一緒に仕事をした奈良に住むお二人と、大阪・天王寺で合流しての昼飲み会に参加してきた。
あべのハルカスの近く、半世紀前に出来た懐かしのアポロビルにある「フジ」という魚屋さんが営む居酒屋で、新世界にも程近いここら辺りにある居酒屋は、ほとんど昼飲みの看板がかかっている。
この店は界隈でもコストパフォーマンスに優れたダントツの人気店で、昼11時半の開店時間前には何時も30~40人の行列が出来ていて、今回も並んだ前にざっと30人位の人がいたが、店に奥行きがありさほど待たずに座ることが出来た。
魚料理が中心だがおでん、モツ煮込みやサラダ等もある。
私は普段酒はあまり飲まないが、ビールと共にここに来たら飲むことにしている土佐の酒「酔鯨」を飲ませて貰った。酔鯨は幕末の土佐藩主・山内容堂が号とした「鯨海酔侯」に因んだ名前。
「酒場放浪記」の吉田類さんが何かの本に書いていたが良い酒場の条件は、「料理人が黙々と仕事をしている」「開放的」「女性客が多い」の3つらしいが、この店はこれらに合致しているような気がする。

前回から一年以上間が開いているので互いに変わっていないか気になっていたが、運良く三者共に大きく変わり無いことに安堵した。
家電の黎明期から成長期を経て海外生産や海外メーカーとの競争に至る道を共に歩んで来た。ひとつの産業構造の変化を目の当たりに出来、そういう意味では互いに比較的恵まれた仕事人生であったかもしれない。
定年退職後しばらく働いた後、皆毎日が日曜日(サンデー毎日)となると、話すことは大体同じことになってしまうが、「健康のこと」「元の職場や共通の知人のこと」「日常の過ごし方」「互いの趣味」等々世間話に終始して「政治・経済」などのややこしい話は避けてしまう。
締めにいつもの喫茶店に寄りコーヒーを飲んで別れたが、帰りの電車では現役時代のアレコレをつい思い出してしまった。
◉今日の一句
アレグロで春の啄木鳥ドラミング

コゲラ(小啄木鳥)のドラミングは軽やか、脳震盪を起こさないかと心配になる。
その時々で音が異なるのは木の状態や目的(虫探し、巣穴作り、繁殖期等)に依るものだろうか。