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水鳥の水掻きアレコレ

昨年末12月29日のこのブログ「なぎさの池の水鳥」で、初めて垂水区下水処理場遊水池・「なぎさの池」に水鳥観察に行ったことを書いた。

その際の写真を帰宅して見ているなかで、水辺の鳥なのに足の水掻きが無い鳥がいることを知り、ブログにも書き残した。

水鳥はもとより水掻きにも全く知識が無いので、色々と調べてみると水鳥の足には大別して以下の3種があることがわかった。

①蹼足(ぼくそく)ーー趾(あしゆび)と趾の間に蹼膜と呼ばれる膜が張ったもの。(蹼足の中にも3つの類型があるが、ここでは取りあげない)蹼とは水掻きのことで私は今まで水鳥の足は皆これだと思っていた。

(カモ、カモメ、ウミスズメペリカン等々)

②弁足(べんそく)ーー各趾に木の葉に似た弁膜が形成され、各々独立した水掻きになっている。弁とはわける、分離するの意味である。

カイツブリオオバン、ヒレアシギ等)

③水掻きが無く趾だけのもの。

(バン、クイナ等)

・これら3種を実地に確かめるべくもう一度「なぎさの池」ヘ行き足の観察と併せスマホで撮影してきた。

①蹼足

コガモ(オス)の蹼膜

ヒドリガモ(メス)の蹼膜

水掻きは舵の役割も果たしているらしく片側の蹼足を強く掻くことで方向を変えることが出来る。写真は左へ旋回しようとしている。

ヒドリガモ(オス)の右蹼足、少し閉じている。

尾羽根の付け根にある脂を分泌する尾脂線(びしせん)から嘴を使って脂を取り、水を弾くように身体の羽毛に塗り付けている。

カルガモ(オスメス同色)の右蹼足、たまたま右の足を水面上にあげた。蹼膜は大きく開いている。

カルガモ、蹼足は前から後ろヘ水を掻く場合は膜を広げて推進力を増し、後ろから前に戻すときは膜を閉じて水抵抗を減らす。

オナガガモ(メス)

②弁足 オオバン(オスメス同色)

各趾毎に木の葉状の弁膜が付いていて、これが水掻きの役目をする。蹼膜のように開いたり閉じたりは出来ないので、足を後ろから前に戻す場合は水抵抗を減らすため足を90度ひねり弁膜が体と平行になるようにするらしい。

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片足をあげた状態

池の中央にある浅い水抜き穴の蓋の部分で一休み、片足を上げた。

水面に映る弁足

③水掻きが無い水鳥 バン(オスメス同色)

水掻きが無いので、水上では足を動かすと同時に身体が前後に動くようでどこかぎこちない。その代わり水辺の陸地を歩くことに長けている。

◉水鳥の水掻きの分類進化についての研究は道半ばらしいが、素人ながら概略以下のようなことではないかと思われる。

①の蹼足は水上水中主体に生活する種に適応して出来た。

②の弁足は水陸両方の生活を比較的均等に営む種に合わせて進化した。

③の趾だけのものは泥地、葦辺など陸地に近い場所優先の生活のなかでそのまま維持された。

◉今日の一句

 

シベリアヘ旅ゆく野鳥(とり)ヘ春の雪

 

 

 




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