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映画「サウンド・オブ・ミュージック」

NHK BSで放送された1965年のアメリカ映画「サウンド・オブ・ミュージック」を録画していたがようやく観ることが出来た。何しろ途中休憩を挟む177分のミュージカル大作である。

この映画を観るのは多分2回目で最初はどこの劇場で観たのか思い出せないが、半世紀程度前であったのだろう。

映画好きなら一度はきっと観たことがある有名なミュージカル映画で、劇中歌「ドレミの歌」「エーデルワイス」「サウンド・オブ・ミュージック」等々は今でも色々な場所で聴くことがあり、実は昨年12月のカラオケ会で「エーデルワイス」英語版を歌ったばかりである。

映画のストーリーは歴史を背景に感動的で、多くの人の記憶に残っていると思うので、ここでは若い時に観た一回目から時を経て2回目を観たことで得たあれこれを書いておきたい。

・良くできたストーリーなので上手な脚本家が居るもんだと思っていたが、かなり実話に近く、ジュリー・アンドリュースが演じたマリアの自叙伝がベースになっているらしく、映画はトラップ一家がスイスに亡命することで終わるが、実際は各国を経てアメリカに渡り合唱団として活動した。

・マリアが結婚する相手クリストファー・プラマー演じるトラップ大佐は「海軍大佐」となっていたが、トラップ一家が住むオーストリアは海が無い国でおかしいと思っていたが、これは第一次大戦の敗戦国・オーストリア=ハンガリー帝国時代の海軍のことで、ベネチアなどが面するアドリア海を根拠地とした。

第一次大戦の敗戦で帝国は解体されオーストリアは共和国になり海への出口も失った。ここら辺りのことは昨年読んだ「ヨーロッパ近・現代の200年くらべて楽しむ地図帳」で学んだばかりである。

(2回目を観るまで「エーデルワイス」はジュリー・アンドリュースが歌ったものだと思っていたが、記憶違いで実際はクリストファー・プラマーが歌っていた。)

それらを考え併せるとマリアとトラップ大佐は相当な年の差になる。

・映画のストーリーは1938年のナチスドイツによるオーストリア併合が重要な時代背景になっているが、当初オーストリア人の大多数はこの併合を歓迎したとされる。

然し独ソ戦オーストリア軍にも多数の犠牲が出たり、ユダヤ人虐殺を目の当たりにして、対独抵抗運動などが組織されたが、解放は1945年のドイツ降伏を待たねばならず、戦後オーストリア永世中立国として独立した。

◉それにしても映像といい、音楽といい、出演している子供達の可愛い演技といい、記憶に残り続ける映画のひとつだろう。

◉今日の一句

 

凍蝶(いてちょう)は部屋入りたしと玻璃(はり)叩く

 

◉施設介護棟の屋上庭園、デイジー(雛菊)




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