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「足利義満」

森茂暁(もりしげあき)著「足利義満角川選書を漸く読み終えた。

著者は日本中世史の専門家で、他の歴史家から本や論文を引用されるケースも多く、私もそのせいで名前を記憶していた。

漸くの意味は400ページに及ぶ大著であることが大きいがそのページを増やしているのが、当時の第一次史料である発給文書を集め徹底して読み解いて活用していることにある。

通常歴史の専門家が対象の歴史を論述する場合、歴史書などの記録史料や文書史料を活用するが、文書史料の場合記録史料のように介在する人物の主観が入ることもない反面、集めたり読み解くためには膨大な時間を要するため自然に敬遠され勝ちになる。

そのことは読む側にも云え、論点のひとつひとつに文書の紹介と読み解きが付随している為、その理解に専門外の私などは相当なエネルギーを費やすことになる。

一般に室町幕府三代将軍・足利義満は幕府中興の祖として足利氏の全盛期を築き、日本国王の名で中国「明(みん)」と朝貢(ちょうこう)貿易を行い、また金閣寺鹿苑寺)を建立して北山文化を開花させたことなどが知られる。

著者は足利義満を日本歴史上の英雄の一人としていて、歴史上の重要な事績として以下の三点を挙げている。

南北朝に分かれ争乱の絶えなかった状態を終息させ南北朝合体を実現させた。

②幕府初代・尊氏、二代・義詮(よしあきら)を乗り越え、公武・僧俗を全て包摂統合した強力な政権を確立させた。

③守護在京制を含む守護制度の整備と政策推進徹底のシステム化を成した。

著者は義満誕生から薨去(こうきょ)まで、すなわち南北朝後半期から室町時代初期に至る51年間を千点を越える文書をもとにこの本に表現していることになる。

著者はこの本に四年半の歳月をかけたと「おわりに」に書いているがその時間が充分理解出来る内容になっている。

私は読み終えるのに丸4日かかりかなり疲れたが、お蔭でこの時代の知識が少しばかり深くなった気がしている。

◉今日の一句

 

おいでませ方言飛ばし年忘れ

 

◉施設介護棟の屋上庭園、ランタナ

足利義満




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