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「赤毛のアン」

NHK BS プレミアムシネマで放送された以下の一連の「赤毛のアン」シリーズの映画を録画再生して観終わった。

赤毛のアン(前編)HD リマスター完全版

赤毛のアン(後編)々

・続・赤毛のアン アンの青春(前編)々

・続・赤毛のアン アンの青春(後編)々

の4編で、何れも100分以上のカナダ映画、前の2編は1986年制作、後2編は1988年制作である。

云うまでもなくカナダの小説家ルーシー・モード・モンゴメリー原作の「赤毛のアン」原題「Anne of Green Gables 」を映画化したものである。

余談ながらこの原作を初めて日本語訳したのが村岡花子さんで、彼女をモデルにした朝ドラ「花子とアン」は吉高由里子さん主演で2014年に放送され私も熱心に観ていた記憶がある。

とは云うものの有名な「赤毛のアン」の名前と舞台になっているプリンス・エドワード島に日本から観光客が行っていると云う話を知っている位で、私は今までその小説や映像には全く縁が無く、この一連の映画を観たお蔭でそのあらすじを理解し、作者の創作意図も少しばかり理解出来たような気がしている。

この4編の映画で、孤児院で暮らし自分の生まれながらの赤毛が嫌いな少女が、原題にあるグリーンゲーブル(みどりの切妻屋根の家)に引き取られ、持ち前の想像力豊かでおしゃべりで明るく且つ内面の賢さを持ったまま成長していく物語「赤毛のアン」を大筋理解出来た気がする。

子供時代も含めて主役を演じたのが初めて出会ったカナダのミーガン・フォローズと云う女優さんで、まさにはまり役で彼女自身の成長物語にもなっている。

子供時代を経て教師に成りその後グリーンゲーブルに帰るまでが描かれ色々なエピソードに溢れているが、私がいちばん惹き付けられ今も記憶に残っているのは、

孤児院から養子紹介されたアン・シャーリーはグリーンゲーブルの持ち主のマシュー・カスバート、マリラ・カスバートの老兄妹の元へやって来るが、老兄妹が養子に望んだのは働き手になる男の子で、アンは追い返されそうになる。

悲しそうなアンの気持ち、返された先の境遇、アンの明るさ賢さなどをみた老兄妹は話し合いの後アンを引き取ることにし、アンに未来の扉が開かれることになる。

この場面を観たときもそうだったがこれを書いていても涙が出てしまった。

蛇足ながらこの老いた妹を演じていたカナダの女優はコリーン・デューハーストと云う方らしいが、私はこの映画に登場して来た瞬間顔つきをみて、これは意地悪婆さんに違いないと思ってしまったが、その後アンのいちばんの理解者になり実の娘以上の気持ちで見守る展開になり、私の不明を少々申し訳ない気持ちになってしまった。

全部で450分近い映画だが根気よく分割鑑賞させて貰い、アン・シャーリーから前向きに生きることが大切なことを今更ながら教えられた気がしている。

 

◉今日の一句

 

時刻み見えぬ軌道を月渡る

時と共に移動する月をみていると空に道がありその上を動いているように感じる。

 

◉夏の蝉時雨は終わりを迎え、健康公園周辺の今は秋の蝉の代表ツクツクボウシ(法師蝉)の鳴き声に変わっている。

神戸のこの地に来て、子供の頃以来60年ぶりくらいに蝉を観察するようになったが、感じるのは地理的なことも関係しているかもしれないが蝉の勢力図が大きく変わったこと。

子供の頃一番多かったのは体の小さいニイニイ蝉でありふれていて捕まえる対象ではなく、最も希少で何とか捕まえようと捜していたのがクマゼミだった。

今この地で一番多いのはクマゼミで次がアブラゼミ、ニイニイ蝉は姿も鳴き声も全く遭遇しない。

不思議に思うのは蝉は地中に7年以上暮らすと云われるが、秋の蝉例えばツクツクボウシは夏蝉例えばクマセミより早く鳴き初めることは決してない。この時間感覚はどのように備わっているのだろうか?蝉に聞いてみたい。

ツクツクボウシ

人の気配で逃げるのが一番早く最も撮り難い蝉

アブラゼミ

クマゼミ

 

 




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