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『やなせ先生と「あんぱん」と私』/柿とスズメバチ

最近NHK の朝ドラ「あんぱん」を欠かさず観ている。

この前の朝ドラ「おむすび」は申し訳ないが途中で観るのを止めてしまいその延長線上で「あんぱん」も最初の頃は「朝歩き」の方を優先していたが、段々に戦前戦中の国情と個人の思いが交錯する内容に引き込まれて8時から観ることが出来ない場合は録画を観るようにしている。

云うまでもなく「あんぱん」は「アンパンマン」の漫画原作者やなせたかし氏とその妻・暢(のぶ)氏をモデルにしたものだが、個人的な見方では、このドラマは脚本で成功しているような気がしている。

月刊誌・文藝春秋6月号にノンフィクション作家で「やなせたかしの生涯」と云う著作もある梯久美子(かけはしくみこ)さんが『やなせ先生と「あんぱん」と私』と題した文章を寄稿されている。

副題が「朝ドラ誕生の原点にカワイイの伝道師との出会いがあった」となっているが、その内容は、やなせたかし氏、著者、「あんぱん」の脚本家・中園ミホ氏、キャラクタービジネスで有名な(株)サンリオの創業者・辻信太郎氏の4人を巡る相互に強く関係した公私を含む長い間の交流のあれこれである。

例えば脚本家の中園さんは小学生の頃から15歳位までやなせさんと文通をしていたことや、梯さんはサンリオで辻氏の秘書を勤めていたことがあり、辻氏とやなせさんのつながりのなかで、梯さんはやなせさんのもとで編集者になって出版の世界で生きることになったと云った具合である。

最近刊行の「やなせたかしの生涯」にはやなせたかしさんと辻氏のかかわりについてページが割かれているようであり、カワイイの伝道師とはキャラクタービジネスを成功させた辻氏のことらしい。

文藝春秋の文章は『昭和という時代の重さを背負いながら、人を楽しませ明るい物語を書き続けた先生の姿が「あんぱん」でどう描かれれていくか楽しみです』で終わっているが私も同様に毎日楽しみにしている。

特に阿部サダヲさんが演じる「ヤムおんちゃん」の今後の展開に興味があるが、その経歴で欧州大戦(第一次世界大戦)に従軍したことが明かされた時には少々驚いた。

このドラマの主題のひとつが国と個人がどう向き合うかと思うのだが、全体に流されずその時々で自分の頭で考えることに尽きるような気がする。

🔘今日の一句

 

泰(タイ)の宿望郷募る籐寝椅子

 

🔘施設の庭、柿の木に実が付き始めた。懐かしい渋柿なのでいつも様子を見ている。

(残酷な写真が苦手の人は以下見ないで下さい)

🔘庭を歩いているとスズメバチが昆虫を食べているのに出くわした。途中なので何の昆虫か分からないがガリガリと音を立てて見る間に食べてしまい飛び去った。どう猛だと分かっていたが初めて見るシーンで驚いた。

 

 

 




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