民放TVで放映された2014年のアメリカ映画「フューリー」を録画していたがここに来てようやく観終わった。
雑誌か何かの映画評でこの題名が記憶に残っていて毎日のルーチンで録画の為にTV番組をチェックしているなかで目に留まり録画しておいた。
原題は「Fury」であまり聞き慣れない単語で、恥ずかしながら辞書を引いてみると「激しい怒り、憤激、激怒」などであり、この映画の肝である米軍戦車に名付けられたもので、映画を観ていくと兵士達が自分達の乗る戦車にこの名前を付けたのが段々腑に落ちてくる。
第二次世界大戦のヨーロッパ西部戦線、連合軍はフランスに上陸し、フランス、ベルギー、オランダを解放、ドイツ国内に進攻してナチスドイツのなりふり構わぬ抵抗を受け、各地で激戦が行われている状況での物語である。
フューリーは歩兵部隊を援護する米軍の中型戦車で、ブラッド・ピットが演ずる軍曹が車長(指揮者)を務め他に4人のクルーが居る。
戦闘で副操縦士が死亡し、その補充として事務作業しか経験のない新兵が送り込まれ、失敗や他のクルーとの軋轢と和解、なども盛り込まれている。
ナチスドイツは本来の国防軍のほかにヒトラーに直接忠誠を誓うSS(親衛隊)と呼ばれる組織や、若年層や少年を組織化したヒトラーユーゲントと云う組織が知られているが、映画のなかでこれらの残虐さや哀れさがこれでもかと戦争の非情さを訴える。
銃弾や砲弾の飛び交う様を光と音で表現した戦闘シーンは、今まで観た映画のなかでも特筆されるほど真に迫っていて、まるで自分自身が戦場に居るような錯覚が一時的にあったほどである。
特に後方の歩兵部隊を援護する為に、フューリーを含む4両の戦車が出撃するも敵の重戦車に3両が撃破され、残ったフューリーの相手の弱点を狙う機転で重戦車を破壊するシーンは圧巻の迫力があった。
生き残ったフューリーも地雷で行動不能に成るなか、責任を全うすべくクルー5人が一丸となってSSの大部隊と交戦、十字路を死守するも遂に4人が戦死、生き残ったのは新兵ひとりで英雄として救出される。
全編を通じ戦争や戦場の苛酷さが迫り来る。
余談ながら子供の頃、第二次大戦時の飛行機や戦車に興味を持った時期があったが、映画に出て来たフューリーは有名な米軍が主力としたシャーマン中型戦車、ドイツの重戦車はティーガー(タイガー)戦車で共に名戦車として名高い。
🔘今日の一句
万緑に紅(あか)はここにと要黐(かなめもち)
🔘施設の介護棟屋上、ナニワノイバラ(難波野茨)と思うのだが。





🔘昨日は5月の満月・フラワームーン、極うっすらと雲霞がかかっている

