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「関白秀吉の九州一統」

中野 等著「関白秀吉の九州一統」吉川弘文館 刊 を3日がかりでようやく読み終えた。地図を手元に置いて読んだおかげで九州の地勢がかなり頭に入った気がしている。

著者は九州を中心にした中世史の専門家で、この本は九州大学を定年退官するに当たり、けじめの出版を構想し執筆したと「あとがき」に書かれている。

そのためもあり内容が、一般の読者に分かり易く説明すると云うより、一次史料をふんだんに使い専門的で300ページを超す掘り下げたものになっていて時間を費やす箇所がある。

よく知られているように戦国時代の後半、九州は薩摩(鹿児島県)・島津氏、豊後(ぶんご・大分県)大友氏、肥前(ひぜん・佐賀県)龍造寺(りゅうぞうじ)氏の三氏がその覇権を巡って争う展開になっていた。

その後、三氏の争いは島津氏が九州全土をうかがうような形成になって来た折、中央では豊臣秀吉が台頭し「関白」に任官、「天下静謐(てんかせいひつ)」の実現を目指し西国諸大名を動員し九州島津攻めを実行する。

この西国諸大名のなかには私が追跡する毛利家も西国一の所領を持つ大大名として組み込まれており、九州攻めでも中核を成している実態がよく分かる。

豊臣秀吉自ら出馬しての一連の政治、軍事、更には島津氏が降伏して後の戦後処理(九州仕置き)の具体的な実態が赤裸々に描かれ、体制が変革するということはこういう事だと示されることになる。

また、歴史の教科書でも馴染みの豊臣政権の有名な施策「検地」「刀狩り」「海賊停止令(かいぞくちょうじれい)」「伴天連(ばてれん・宣教師)追放令」や、この先実行される「朝鮮出兵」への準備などが、この「九州仕置き」のなかで具体的に全国に先駈けて取り組まれていく様を確認出来る。

2024年3月に出版され近年の歴史研究成果が充分反映された貴重な本である。

🔘今日の二句

 

播州は海たゆたふて山わらふ

 

鉢巻の農夫野焼きへ火道切る

 

🔘船舶シリーズ③、2月22日垂水沖を西へゆくクルーズ船・にっぽん丸(商船三井22,472トン)神戸から松山経由釜山へ行くらしい。

関白秀吉の九州一統




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