昨日は住んでいる施設の俳句サークルで今年最後となる12月例会があったが、欠席もあり12名の方からの出句である。
私は日頃詠んでブログに載せたものやそれに添削を加えたりして、今月の兼題「小春」を含む以下の5句を出した。
①鳴く野鳥(とり)と会話したくて小春空
最近近くの健康公園を歩く際、野鳥の声が聞こえると姿を探すようになってしまったが、どうも野鳥は人間を天敵と思っているようで、近付くと急に甲高く鳴き交わして逃げていく。若し言葉が理解出来たら敵意は無いと伝え容易に写真が撮れると思って詠んだ。
②冬の畑母の仕草で鍬振るふ
農家の生まれなので鍬使いはある程度慣れているが、どうもその仕草は母親の畑仕事を見て覚えたような気がして、園芸サークルでの作業を振り返って詠んだ。
③国訛(くになまり)残る友の訃冬の暮れ
少しずつ知り合いの訃報を聞くようになって来たなか、つい1ヶ月前に電話で話をした友人の訃報を聞いて詠んだ。
④指先で河豚競り落とす南風泊(はえどまり)
垂水区民センターで俳句講座を受講しているがそのなかで「河豚」という兼題が出された。
私のふるさと厚狭の隣、下関にある南風泊市場は河豚の取り扱い量日本一で知られているが、そこの競り方法は「袋競り」と呼ばれる独特の相対で行われていて、この際その事を詠んでみた。
⑤海賊の島の蜜柑や史書開く
先日、施設の入居者の方から瀬戸内の因島産の蜜柑を頂いた。
因島はよく知られているように中世の海賊集団である村上三島水軍(むらかみさんとうすいぐん・能島、来島、因島)のひとつ因島村上氏の根拠地であり、これをきっかけに村上水軍のことを書いた本を読み返したことを詠んだ。
結果は以下のように5句全てが選に入れて貰い予想以上で喜んでいる。
①が特選1名
②が並選3名
③が並選2名
④が並選3名
⑤が並選3名
施設内に掲示して貰う三句は④、②、⑤の順とした。
私は以下の句を特選とした。海から出でしというのが、淡路島の国生み伝説とも合って良いと思った次第である。
浜焚火海から出でし淡路島
来月の兼題は「数へ日」(今年もあと何日と数えたくなる年末の数日)とのことである。
🔘施設庭の片隅の金柑(キンカン)、誠に小さな木ながらしっかり実が付いている。
キンカンは昔から喉の薬として知られているが、最近はマーマレードや砂糖漬けなどで食べられるらしい。子供の頃そのまま口に入れたことがあるが酸っぱくて食べられなかった記憶がある。



