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映画「プレイス・イン・ザ・ハート」

NHKBSプレミアムシネマで放映された1984年のアメリカ映画「プレイス・イン・ザ・ハート(Places in the Heart )」を録画再生して見終わった。

大きな筋立ては、1900年代前半のアメリカが大恐慌を迎えていた時代、南部の小さな町で暮らす子供2人を抱えた主婦が、予期せぬ事故で保安官であった夫を失い、自宅のローン残高、月ごとの返済が迫っていることなど、切羽詰まった自家の経済状況を知るところから始まる。

ここから、自家の銀食器を盗み保安官に捕まったのを救った流れ者の黒人労働者、家計の助けとして受け入れた盲目の下宿人、近くに住む姉や子供達などの助けを借りて、家族を守るため自宅の土地を畑に変え綿花栽培に挑むストーリーである。

ここに、南部特有の人種差別、取り巻く人々の人間模様、大型ハリケーンの襲来などのエピソードが加わるが、もっとも感動的だったのは以下の場面で私は恥ずかしながら涙が止まらなかった。

主人公の主婦・エドナは当面の支払いを全うするため収穫代金と併せ、町で一番早く綿花の収穫を終えたものに与えられる賞金100ドルを獲得することを考え、不屈の心で頑張り抜く。

綿のトゲで手指中を傷つけながら、黒人労働者、盲目の下宿人、2人の子供、姉などの協力も得て、疲労困憊立ち上がれなくなるまで日夜働いて遂に目標を達成する。

更には黒人労働者の知識を借りながら、手強い仲買人相手に機知を働かせ、相場より高い収穫代金を得ることに成功する。

困難を克服するには不屈の精神と自助努力しかないことを教えてくれるストーリーと、エドナを演じた主演女優・サリー・フィールドの演技は地味ながら素晴らしく、後でこの演技でアカデミー主演女優賞を受賞したことを知りなる程と大いに納得した。

流れ者の黒人労働者・モーゼスを演じ、主人公を綿花栽培のノウハウや献身的な労働で助けるダニー・グローヴァーは、クリント・イーストウッド主演の「アルカトラズからの脱出」で記憶に残っていて、この映画でも存在感があり、特に白人至上主義者に襲われてエドナの家から出て行く場面でのエドナとのやり取りは秀逸だった。

見終わった後で余韻の残る良い映画だった。

🔘今日の一句

 

新米に糠(ぬか)の香添えて袋詰め

 

🔘健康公園の珍しいカリン(花梨)、枝の先に直接実っている様子が、太枝が実に突き刺さっている気がして不思議な感じがする。

 

 




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