昨日の事だ。某雑誌から論文読みの依頼が来た。が、この雑誌からのいつもの依頼とはまったく見た目が違っている。だいたい論文読みの依頼メールはテキストベースが普通で、この雑誌からもこれまではそうだったのだが、今回はHTMLメールになっていて、依頼を受けるにはボタンを押す仕様になっているじゃないか。そんな今どきHTMLメールに埋め込まれたボタンを押すなんて怖くてできないよ。どんな動作するか分かったもんじゃないじゃないですか。しょうがないので、メールのソースを読んでボタンの動作を検める。と、どこか知らない業務用と思われるドメインに何か情報を送るもののように見える。うえー。Editorial Managerとかmanuscript centralのURLがここに書いてあるなら、安心してボタンを押せるのに、これじゃあ本当に何をされるかわからんじゃん。うーん。しからばとこの雑誌から来た前回の依頼メールを探し出して内容を比べてみる。ああ前回は二年前か。それならメールの仕様が変わっているという事もありうるか。でも原稿番号の形式も変わっているようだ。そんなことあるのかな。わからん。ということで判断がつかなかったので、メール差出人の名前をググって、本人の直アドを探しだし、「失礼ながらこれ本物の依頼でしょうか?」というメールを送ったのである。そしたら今日「本物です」と返事が来たので、粛々お引き受け。いやしかし、この仕様ヤバいんじゃないかしら。偽装メールを送ろうと思ったら簡単だよ。こんなニッチなところを狙ったメールなんて来ないだろうって思ってるのかもしれないけどAI時代だよ。個人にカスタマイズした詐欺メールなんて簡単に作れるよ。って、私のところなんかこないだ知り合いの国際蜘蛛学会の会長の名前で学会について助けてほしいってメールが来たから、なんですか?って返事したら、どこそこに至急ウン10万円立て替えで送金してくれ、後から代金は送るから、って言われてそこで初めて詐欺メールかよ!!って気付いたってことがあったよ。今や知ってる出版社から来たメールだからってHTMLのボタンなんか押したら何されるかわからんよ。