午前中の観察会は中止になったけれど午後は関連したシンポジウムがある。大阪府ではレッドリストの改訂が行われるので、それを視野に入れて保全関係の人が集まって、これからの保全の方向性を考えようというシンポだ。で、なぜか私も話題提供する事に。首謀者のS久間さんの目論見としては、大阪北部で例えば新名神とかの開発が進み、その補償でビオトープとか作っているけど、本来はもっと生態系全体の保全をしなきゃならないのでそれには農地という枠組みで、私にコメ作りの話をせよ、とのことなのだ。いやー、私としては保全は専門じゃないし、こんな集まりで有益な話をする能力に欠けるのだけど、まあ無茶振りはS久間さんの十八番だし私は振られた話は断らないし、でこうなったんだな。そういえば昔似たような枠組みのシンポジウム(テーマは違うが)で薪ストーブの話をさせられた事もある。とはいえ、やる以上はちゃんとやる。専門家として保全の話をするんじゃなくって、あくまで一市民としてコメ作りをする中で多様性保全にどう貢献できるか、という実践の話をするのだな。で、私の前の話なんか、ビオトープと稼働中のため池で水生動物の群集構造を比較するという極めて学術的なものなんである。かー、この後に「こんなんやってますー」っていうぬるい話をするのかー。きびいぜ。で、私の番になって、私は専門家じゃないので一市民としての実践の話だ、と最初にエクスキューズを入れる。で、実践なので場の条件に左右されるから、ということで、自然が売りだけど最近マンション爆増で人も増えて農地が減っているというウチの町の状況について説明。で、ここが今回唯一の学術的なところなのだけど、農地の減少のほとんどが市街化区域の水田で起こっている、というデータを示して、都市計画で区域区分するのは有効である(ちなみに、昔、駅西を市街化調整区域から市街化区域に変更することに農地が減るという理由から反対していた時に、「市街化調整区域のままにしていたら田んぼは資材置き場とかになって地域があれる」とかいろんな人から言われた事を良く覚えているが、このデータからすると、あれウソじゃんね。みんな平気でウソついてたんだね、ということがわかった)と同時に、その区域区分を変えちゃったら元も子もない、という話と、市街化区域でも畑は減ってないわけでおそらくそれは市民農園があるからで、じゃあ市街化区域の水田が減るのは市民田んぼみたいなことができないからだろう、みたいな話をする。で、ウチはそんな市民田んぼ的にコメ作りができている事例で、どういう経緯でこうなってきたのか、という話をして、最後にウチの田んぼに現れたレッドリスト掲載種の話をして終わり。で、これが結構ウケた。ウケる話ができた時は聞き手を手玉に取っている感覚があるものだが、今日はその1つだな。で、ステージママのヨメサンもべた褒めしてくれたので自己肯定感が上がったよ。