必読と皆が言う「日本の近代化と民衆思想」をやっと読んだ。通俗道徳がいかに成立したのかとか一揆とはどういうものだったかとか、日本における民衆と権力との関係について学術的に書かれている本。一揆というのが生活苦が極まった時に起こるのにも関わらず、体制の変革を求めるとかはせずに、身近な悪人を措定してそれを排除することのみを目的として行われたものだ、みたいな事が書かれていて、それって今とまったく同じじゃん!ってなった。結局社会と自分が分離しているのが諸悪の根源ではないかと思った。だからこそ自分が苦境に陥っても社会を変えようとせず自分が耐えることで乗り切ろうとするんだな。ここを直さないことにはどうにもならなさそうだ。