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伏線

「生物学を進化させた男」を読んだ。E・O・ウィルソンの伝記だ。私は昔アリの研究をしていたこともあって、ウィルソンとは1度京都国際会議場のレストランでランチを一緒に食べたことがある。あれはウィルソンが国際生物学賞を受賞して日本に来た時のことで、亡くなった安部さんがウィルソンと話すというので「お前も来い」といわれて同席したのであった。93年だから私がD1の時だったかな。それまで、ウィルソンは飛行機ぎらいだから日本には来ることはない、というまことしやかな噂が流れていたのはデマだったんだなあと思ったもので、その時に、娘さんが子供のうちは飛行機に乗らないという約束をしていたところ成長したので乗れるようになった、という話を聞いたことを覚えている。そしたら、そのことが本にもチラッと書かれていて、本当だったんだあ、って思った。って私は本人から聞いているので本当に決まっているのだから、そう思うのは私の内なる権威主義の現れである。まあそれはともかく、ウィルソンの伝記といえば社会生物学論争なんだろうなあと思ったら案の定そこそこのボリュームがこの話題に割かれていた。私がこの業界に入ったのはその論争が終わって久しい時期だったので、今でも社会生物学論争の事が話題になることがあるのは正直ピンと来なかったりする。ともあれ、この本を読むとこの50年の生態学史のかなりの部分の理解に役立つことは確かだ。ところで、この本の話を家族にしたら、「ウィルソンでしょ。知ってるよ」とヨメサンがいう。珍しい。いくら生態学の巨人とは言え、ヨメサンがそんなアメリカの知識人のことを知ってるなんていったい何の天変地異の前触れですか?と思うと、昔見たしょうもない映画で高校生がウィルソンのコスプレしているシーンがあってそれで覚えている、とのこと。なんじゃそれ?という話になって思い出してもらうと「そんなガキなら捨てちゃえば?」という題名らしく、日本未公開でDVDスルーだったそうな。うーんそれオレ見るべき?

 




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