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卑なのは誰だ?

「教育という病」を読んだ。1/2成人式や組体操といった、今の教育で「善きもの」とされる活動に潜む子供の心身へのリスクについて論じ、また長時間部活が生徒だけでなく教員にも害を及ぼしていることも述べ、最後に著者の発見した柔道によるケガの問題が改善されていることを報告した書。以前から、教育の負の側面に注意しなきゃならないと言い募っている私にはとても腑に落ちる本。で、読んで思ったことだが、ここで挙げられている教育リスクはどれも子供の内面への過度の介入ということの表れであるように見える。組体操や部活の教育的効果はしばしば達成感と結びつけられる。確かに、達成感を持つことが子供の成長に重要であることはわかる。だけれども、それは決して他を押しのけても優先されるべき第一事象ではないし、そもそもお仕着せの達成感は意味がなくて子供の内発的なものとあいまって初めて効果のあるものだろう。また1/2成人式は、親への感謝を表明させるというあからさまな児童の内面への介入である。本書では複雑な親子関係などでこの行事に苦痛を感じる児童がいることを問題の中心に据えているけれども、私には、この行事で感動して喜びを覚える人を多数生み出すこと自体が問題なのではないかと思う。この感動は、美しい親子関係を正当なものとして位置付けることに働き、本来そこに存在するはずの微妙な襞の数々を隠蔽することにつながるような気がして、私はとても気持ちが悪い。というわけで、簡単に読める本でもあるし、人の子の親は目を通しておいた方がいいかも。

で、まあ、現実にも学校というものは鬱陶しいものである。もうすっかりそのことを忘れていた私だが、近頃はそのことを思い出させられることがあり、午前中をその対応にとられる。午後はT須大先生と某共同研究に関する打ち合わせ。お昼を坂下のイタリアンで食べてからという話だ。前回もそうしようと思っていたらばその日はお店がお休みで叶わず、リベンジである。で、今日は開いていたので、トクトクと店の扉を開けてみたらば、満席で断られる。外から見たら空席はあったんだけど、そうか予約しとかなきゃいけないんだな。近所にあるというだけの理由で使おうと思ったのだけど、敷居が高いな。仕方ないので隣の洋食屋で食べてから前回からの進捗を聞き、こちらの持つ知識を開陳。データ解析の方針などについて検討。そしてさらなる解析用のデータも引っ張り出してきて渡す。ということで、このプロジェクトも順調に進行しそうで、次回は必ず予約してあのレストランで昼食食べてやる、と誓い合って別れる。といいたいところだけど、ノーブルなT須大先生は、リベンジ、みたいな粗野な価値観では行動されないのです。誓ったのはオレだけ。




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