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凡百の大学論と違う

大塚英志「大学論 いかに教え、いかに学ぶか」を読んだ。実は、以前本屋に並んでいるのを手に取ったことがあって、この著者がこんな題名の本を書くと言う事にピンと来なくてほかっていた。でも、そう思ったのは私の単なる表面的な著者理解のゆえであって、id:m-urabe:20100411さんがこの本を誉めていたので読んでみたら、色々うなずくところ共感するところ考えさせられるところにあふれた、とてもよい本であった。大学と言うのは、知識や技術を教えるのではなく(考える)方法を教えるところである、という著者の主張は全くその通り。で、これは大学だけのことではなくて、小学校からあてはまることであるわけで、つまりこの本は教育関係者のすべてにお勧めしたい。

で、方法を教えると言うことを、まんがを教える大学にいる著者がどのように実践しているのか、ということが書かれていて、ここにおける先生と学生の関係というのは感動的ですらある。私なんか、この先生の足下にも及ばない。っていうか、これほどの労力をかけたら研究に割く精神的リソースが無くなってしまいそうだ。そういう意味で、本書の帯にあるように「教わりたい」学生に「教える」ことができている著者さんのやっていることに触れて「オレもかくあるべし」とその形だけ真似ても仕方ないのだろう。多分私のシチュエーションで私のとるべき方法は違っているんじゃなかろうか。

あと、まんがと映画の関係の話も面白いところで、ジャンルの違う分野で「翻訳」をしようとすると、そこには矛盾や齟齬が生じる。でも、そこから逃げずに向かわないといけないというような話は、科学と教育の間にも通じることではないかなとぼんやり感じた。




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