31.5"4Kディスプレイをテレビ用からNUC2用に転用してから2か月になる。導入時の検討についてまとめてみた。
リビングのテレビとして31.5"4Kディスプレイを買ったが、(K)がテレビを観なくなったため余っていた。以下の事情もあるので自室で使えないかを検討、試す価値ありと判断した。
-- 仕事用の支給PCが年内に更新されるので4Kに余裕を持って対応できる
(現在の支給PCでも何とか4Kは扱える最低スペックはある)
-- BSが4K中心の配信になりつつあるが、4K番組はPCの試聴アプリでは非対応
(STBを自室に置けば対応可能)
このディスプレイ導入の目的は3つあって、1つめはSTBでBSP4Kを観る環境を自室に作ること。これはPCでの再生環境ではまだ非対応の4K番組を見ることができるという単純な改善。2つめはLinux環境のHiDPI化。HiDPIとしては最低レベルだが、画面は一段と見易くなる。3つめは純に画面が広くなったことで仕事でExcelの大きな表や大サイズの図面を扱う時の作業効率が大幅に改善できること。カーソル移動量が増える背反はあるものの利点が大きく上まわっている。
まずは置けるのかという点。大きさは71.5x43cmあり、100cm幅で面取りのある机は4cmほど幅が不足してスピーカと共存できない。板を敷いてスピーカを数cmオーバハングさせれば何とかなる。一方、高さ方向は、下端を机に接する配置ならば、上端が現在の24.3"ディスプレイを高めに設置している状況での上端とほぼ同じなので、上方向の視線の問題は発生しない。
スピーカについては、補聴器生活に入るので補聴器をスピーカにしてコンポを撤去することも検討したが、テストの結果、音質の面からまだ補聴器だけでは代替できないことが判明。小型スピーカへの買い替えもこの先の聴力低下で使えなくなるリスクを考えると積極的な投資はできない。と、ここまでが事前検討。
自室に設置してみると予想通りに大きい。画面の隅は距離が遠くなるため焦点が合わなくてぼやけている。結局は中央にウインドウ表示して中央だけを使うのが基本になりそう。この感じからすると27"でも大きいかもしれない。4Kテレビとして見る場合の距離は32"で60cmらしい。普通に座っている状態でこのぐらいなのだが、普通のPC作業とは違って全画面を視野に入れようとすると、もう少し下がった80cmぐらいは必要だと感じる。
31.5"4KのOSでの拡大率設定は、現在の23.8"2Kとの換算で23.8/31.5x2=1.51となって150%が適切となり、Aero13be程度のHiDPI。広さは23.8"に対して+33%^2((200/150)^2)=1.77倍。カタログPDFを表示してみると全画面表示にすればほぼ原寸大かつ精細。後日、Excelや図面でも確認したが広さは正義と言いたくなる快適さだった。
仕事PCで使えるかのテストをLet'sNoteをつないで実施。以前試した時のUSB-C接続では画像が出なかったが、今回のHDMI接続では問題なし。しかし、MSゴシック系のフォントがある一定レベル以下に縮小されると太さが1ピクセルまで細くなり見えにくい。175%に拡大したら少しは改善できそうだが、完全ではない。元々、2K環境でもMSゴシック系は細くて見づらいはずなのに慣れで何とかなっているのだから4K環境でも慣れるのかなとも思ったが、結局は許容範囲を外れるという判断になり、文書側でMSゴシック系からフォントが極細にはならないMeiryo系への書換えを進めることにした。Windowsは全般的にフォントが細いためか、175%が見易く、Ubuntuの150%とは設定が別れた。
結論としては採用は成功だったと思う。
-- HiDPI環境としては十分に精細で見易い
-- 広さ拡大分の仕事の作業効率向上は大きい
-- 背反としてカーソルの画面移動が大きいが、徐々に慣れてきている
-- 録画試聴環境としては元データが2Kの時、表示が劣化するものがある(調査必要)
-- 画面の大きさに起因する老眼などの問題は発生していない。