株式会社Works Human Intelligenceの木谷です。2025年7月15日(日本時間)に公開されたAI IDEのKiroを触ってみて試したことをまとめておきます。
[Kiroとは]
Kiroは、AIエージェントを搭載した、AWSの新しいIDEで、現在プレビューとして公開されています。プレビュー期間中はClaude Sonnet 3.7または4.0のモデルを無料で利用できるのが嬉しいですね!
フィードバックを集めるためのGitHubリポジトリが公開されていますが、Kiro自体のソースコードはまだ公開されていないようです。プレビュー期間が終わったらオープンソースになるのでしょうか...?
KiroはVS Codeと同じくCode - OSSベースなので、VS Codeの拡張機能もそのまま利用できます。初回起動時にVS Codeで利用している拡張機能をインポートさせることもできます(無駄な拡張機能もインストールしているので、10分以上は時間がかかりました......)。

@nasuvitzさんがKiroの概要をまとめてくれています。Specモードで仕様を相談しながら開発できるのがいいですね。
コーディングに利用できるAIエージェントというと、VS Codeの拡張としてはClineがあります。Clineでは、反復的なタスクの定義したり(ワークフロー)、エージェントの挙動を制御したり(ルール)、と言ったことが可能です。
Kiroでも、Clineのワークフローに類似する機能としてAgent Hooksが、ルールに類似する機能としてAgent Steeringがあります。
[Agent Steeringを試す]
Agentにはルールを守って開発して欲しいので、試しにコミットメッセージに関するルールを追加してみます。私自身はClineもそこまで使いこなしていないので、どのようにルールを書けばいいのか曖昧な状況です。
そこで、Vibeモードを利用して「conventional commitをKiroに強制するためのsteeringファイルを書いてください」とお願いしてみました。

日本語を理解してくれるのか不安でしたが、いい感じに動いてくれて、2〜3分ほどでconventional-commits.mdファイルが作成されました。Kiroからのレスポンスは途中から英語になってしまいましたが、作成されたルールは日本語で記述されているので問題なさそうです。

作成したconventional-commits.mdファイルをKiroにコミットしてもらいましょう。相変わらず応答は英語ですが、コミットメッセージはちゃんとconventional commitの規則に沿った形になっています!

途中から英語になるのが微妙だったので、日本語応答してもらうためのsteeringも追加してもらいました。

これらのsteeringファイルをリポジトリにコミットしておくことで、同じリポジトリで開発するチーム内で共通のルールにしたがってAIエージェントを動作させることができます。
個人的には、日本語での応答などリポジトリをまたいでグローバルに利用したいルールもあるなと感じたので、AWSの開発チームにその点をフィードバックしたところ、何かしらの対応は検討するけど、暫定的にリポジトリごとにファイルをコピペして対応してね!という回答でした。