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これまでのライトノベル定義論の超大雑把な流れ

ライトノベル」という呼称の誕生

2ちゃんねるに「ライトノベル板」が誕生

2000年1月24日にライトノベル・雑誌・エンターティメント板として開設された。

ジュブナイル」「ヤングアダルト」「ティーンズ文庫」などあった中で「ライトノベル」が採用される。ラノベ読者のあいだで徐々に「ライトノベル」がデファクトスタンダードに。

「あなたがそうだと思うものがライトノベルです。ただし他人の同意を得られるとは限りません。」

ライトノベル板における血で血を洗う定義論の末に生み出されたローカルルール。その後も影響力を保つ。

ラノベVS.ライノベ略称抗争

ライノベ」ってきょうび聞かねーな。

ライトノベル解説本ブーム、ラノベ原作アニメの増加、涼宮ハルヒのヒット

これにより「ライトノベル」という呼称がラノベ読者以外にも広まる。少年向けラノベ中心の流行だったため「少女向けラノベライトノベルに含まれない」という認識の遠因に?

  • 発売日: 2004/07/24
  • メディア: 雑誌

  • 作者:谷川 流
  • 発売日: 2003/06/07
  • メディア: 文庫


電撃文庫のハードカバー戦略(+富士見Style-F

ライトノベルは文庫で刊行される」という定義の例外となる。もとより新書判のレーベルも多かったが。

  • 作者:有川 浩
  • 発売日: 2004/10/30
  • メディア: 単行本


ラノベ作家の一般文芸への進出の増加

電撃ハードカバーにおける有川浩の成功により、ラノベ作家の一般文芸への進出が増える。ラノベ読者のあいだでは当時「越境」と呼ばれた。ラノベと一般文芸の境界が曖昧に。いちどライトノベルとして出た作品が一般のレーベルで再刊行されるということも。以降、ラノベ作家の領域横断的な活動は当たり前になる。
関連:「越境」後のライトノベル - WINDBIRD::ライトノベルブログ

  • 作者:冲方 丁
  • 発売日: 2009/12/01
  • メディア: 単行本


イラストのないラノベの登場

「イラストが付いていればライトノベル」という定義の例外となる。単純にイラストの有無だけを見る定義の衰退。イラストに限らない総合的なパッケージングを重視する主張が台頭する。

  • 作者:雨宮 諒
  • 発売日: 2005/11/10
  • メディア: 文庫
(通常なら『僕らはどこにも開かない』をピックアップするところですが以前「イラストのないラノベの例として私の作品を挙げるのはやめてください」と作者が言っておられたので敢えて別の作品を選んでいます)

一般文芸、海外ファンタジーの翻訳、児童文庫(YA)などにおけるラノベ的なパッケージの増加

ラノベ=パッケージ説にのっとれば「一般文芸のラノベ化」と言える。ただし「読者に合わせた結果であって殊更に『ラノベ』を目指しているわけではない」という反論もあり。その場合は「イラスト付きパッケージの普遍化」と言うべきか。


Web小説の隆盛

ライトノベルと言えば商業作品であるという(無意識的な)大前提があった時代から、Web上に自称「ライトノベル」が溢れる時代へ。「ライトノベルは商業作品に限るべきか」という問題が立ち上がってくる。


ボカロ小説の登場

これまでのラノベ読者のコミュニティとは全く異なるコミュニティが現れたことになる。以降、ニコニコ動画からはフリゲのノベライズ、ゲーム実況者が執筆するラノベなども派生。KADOKAWA・DWANGOの合併とも関係してくる。
関連:ボカロ小説はライトノベルか? - WINDBIRD::ライトノベルブログ

  • 作者:悪ノP
  • 発売日: 2010/08/09
  • メディア: 単行本


「青年向けラノベ」の増加

メディアワークス文庫の創刊、そして『ビブリア古書堂の事件手帖』のヒットにより、「大人向けラノベ」「青年向けラノベ」とでもいうべきレーベルが増えている。「キャラノベ」という呼称が定着しつつあるが、分かりづらいので個人的には好きではない。「ライトノベルは少年・少女向けの小説」というような定義に対して、この青年向けラノベをどう位置づけるか、というのが現在のラノベ定義論のトレンドと言える。

  • 作者:三上 延
  • 発売日: 2011/03/25
  • メディア: 文庫

  • 作者:河野 裕
  • 発売日: 2014/08/28
  • メディア: 文庫


Kindle Direct Publishing(KDP)の登場

「アマチュアの作品はライトノベルか?」の派生として「KDPの作品はライトノベルか?」ということも今後は問題となってくるだろう。「ライトノベル=商業作品=出版社が品質を保証している商品である」という信頼性に(ライトノベルを名乗る)KDP作品はタダ乗りしている…というような批判も見受けられる。




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