前回のエントリーから間があいてしまいました。
いい加減、これを書かないと次に行けないので、
近江商人屋敷の旧外村宇兵衛家と中江家をいっぺんにアップしたいと思います。^-^;

旧外村宇兵衛家は前回エントリーした外村繁邸の本家にあたります。

呉服木綿類の販売で財をなしたのですね。

入り口には「川戸」

そして井戸があります。
分家の外村繁邸と同じように水回りが入り口にありますね。

台所。

旦那さまはこの人力車に乗っておられたのでしょうかね?

床の間には青砥藤綱の掛け軸がかかっていました。
川に落とした十文をひろうために、松明五十文を買ったというお話。(太平記)
十文は拾わなければ永久に失われた「死に金」になるが、
松明を買った五十文は流通するので「生きたお金」になると言って、
人々を敬服させたというお話です。
この流通の基本を説いた青砥藤綱の古事は、
やっぱり、商売人のおうちにふさわしいお話かもしれません。

端午の節句の飾り。

外村繁邸もそうでしたが、家の真ん中に2階にあがる階段があります。

この家にもシンガーミシンが置いてありました。

この家にももちろん蔵はありました。

蔵のなか。



お庭の様子。

お庭にもひとつ井戸がありました。

さて、旧外村邸から中江家に向かう道は「花筏通り」と名付けられていました。

花筏がいっぱい♪

花筏通りにはこんなレトロな郵便ポストが。
(使用が出来ないようになっているみたい。)

中江準五郎邸
中江家は戦前、「三中井百貨店」という大百貨店を朝鮮や中国に
二十店舗ほど展開したのだそうです。
しかし、敗戦と共に解体されました。
(先日、テレビドラマがあった鈴木商店も知らなかったけれど、
この三中井(みなかい)も存じませんでした。
なるほど、いずれも戦前に隆盛をきわめたものだったのですね。)
この建物は隆盛を極めた頃の往時の三中井を偲ぶことが出来ます。

たしかに、端午の節句の飾りも豪華。

2階のお部屋には、三中井百貨店の話が詳しく記されていました。





2階の窓からお庭の様子。

お庭はこの中江家が一番立派だったような気がします。(単に好みの問題?)

手水鉢。

池。

池の周りは回遊出来るようになっています。
ハイマツ(たぶん…)とか、なかなか植えてある植物も凝っています。

お庭のほうからお屋敷をのぞむ。

ここには五月のはじめに訪れたので、三屋敷とも端午の節句の飾りでした。

これが早春にはお雛さまの飾りが展示されるそうです。
これもまた機会があったら見てみたいと思いながら、近江商人屋敷を後にしました。
<関連エントリー>
「近江商人発祥の地-五個荘その1- - 風のなかの「 旅日記」」
「外村繁文学館(外村繁邸)-五個荘その2- - 風のなかの「 旅日記」」
(おまけ)帰り道の車窓から。




湖岸道路を走りながら、琵琶湖に沈む夕陽をながむる。
(追記)
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1988/12
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
司馬遼太郎の紀行文、「街道をゆく」にこの五個荘の金堂の家並み、
そして外村に関する記述があるそうです。
ちょっと読んでみたいと思いました。