このドキュメントの内容は、以下の通りです。
インターネットを用いることで、データのやりとりは非常に簡単になりました。郵送やFAXなどを用いて、データを送りあうよりも圧倒的に高速です。また、紙媒体が不要な上、電子データをそのまま送受信できるため、受信したらすぐさま利用することができます。紙で受け渡しをする場合は、紙に印刷して、物理的に郵送し、今度は、その紙をパソコンなどで打ち直しをしたり、OCRにかけたり、といった作業が必要になり、時間と労力がかかります。
インターネットでは、データを送受信するために仕組みとして、
ftpと呼ばれるプロトコルがあります。ファイルを配るなら、HTTP でもよさそうに思うかもしれませんが、昔から ftp も利用されてきました。
ftpとは、
ファイルトランスファープロトコルの略で、ファイルを転送することに特化したプロトコルです。
ftp には、 ftp サーバと ftp のクライアントの2つのプログラムが利用されます。
ftp のクライアントの機能は、ブラウザに実装されていて、今はなき Internet Explorer や Firefox , Google Chrome などでも利用することができましたし、 ffftp や winscp などのファイル転送のためのプログラムでも提供されました。
FreeBSD や Linux などの Unix では、古来より
ftpコマンドが提供されていました。
ftpコマンドで、ftpサービスにログインするときに、ユーザ名やパスワードを入力していると思います。 複数のftpサイトを利用していると、ユーザ名やパスワードをたくさん覚えていないといけなかったりして、結構、大変です。 サーバ名すら記憶しているのが、厳しかったりします。
そんなときに頼りになるのが、 .netrc という設定ファイルです。
.netrcには、ホスト名とそのホストでのアカウント情報(ログインユーザ名とパスワード)を登録しておくことで、.netrcに対応したアプリケーションが自動的に読み込み、ログイン処理を自動化することができます。
ftpコマンドは、この.netrc設定ファイルを読み込み、ログイン処理を自動的に行ってくれます。
ホームディレクトリに .netrc ($HOME/.netrc)を作成します。
.netrcには、パスワードをクリアテキストでベタ書きするベタな設定ファイルであるため、セキュリティを考慮して、ファイルのオーナーだけしか読みことができないパーミッション(0600か0400)にしてください。このファイルについて、細心の注意を払ってください。
ファイルの作成方法とパーミッションの設定を以下のコマンドで行います。
cd
touch .netrc
chmod 600 .netrc
.netrc に、ホストに対して、ユーザ名、パスワードを設定しておくことでユーザ名とパスワードを省略することができます。 このファイルは、ftpコマンドなどで利用されます。
下記の3つの項目を設定します。
| 項目 | 説明 |
| machine | ftpサーバの名前 |
| login | ログインID |
| password | パスワード |
.netrc の設定の例を以下に示します。
machine ftp.example.com
login ftpuser
password security-issue
複数のサーバの設定を行うこともできます。
machine ftp.example.com
login ftpuser
password security-issue
machine ftp2.example.com
login ftpuser2
password password-password
FreeBSD の ftp コマンドのドキュメントは、
ftp です。
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