『勝手に逃げろ/人生』をBDで12年振りの鑑賞。
覚えてないところもあったけど、やっぱり完璧な映画だったし、ゴダールでいちばん好きなのはかわらず。
48分のインタビューが特典映像にあったんだけど、自然光にかなりこだわっていたらしく、天気が悪かったらわざわざ数十キロ離れたところまで行って撮影したらしいが、そのおかげで圧倒的な映像美をロケで獲得。
役者も10日ほど休ませて、いつ演技するんだろうと、気を抜いたところで何の演出もせずに撮影するなど、徹底的に演技をさせないという手法をとった。そのあたりは黒沢清の演技指導に近いかもしれない(さすがに10日休ませるまでしないと思うが…)。
ストップモーションとコマ落としを使って、1人の男と5人の女がオムニバスとは言わないまでも、別な話で微妙に交錯していくというのは明らかにウォン・カーウァイの『恋する惑星』と『天使の涙』だし、ラストの長回しはカラックスの『ホーリー・モーターズ』のインターバルに似てて、やっぱりこの2人は影響受けてるんだなと改めて思った。
すっげぇ変態の社長が金にモノを言わせて、特殊なプレイを要求するところがおもしろかった。ああいうことする政治家とか居そうな感じ。
