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市街地の国道は騒がしい。信号待ちの車からのアイドリングからアクセルをふかす、列をなすタイヤとアスファルトがこすれる、路面を輪がすべってブレーキをかけるとレールがきしむ、横断歩道にある反復についてくる行進、それこそ音の嵐。空気によって遠くからこだまする。音の音楽。

郊外にさしかかるにつれ物と物の間が空きはじめる。ならではの拍子がある。音は山や木々におさめられ、静けさという音が生まれる。草むらから藪から生きものがさざめいている。

オーディオから無機質な音がのぼる。すぐに読めるリリックをなぞる。

Thus is why I don't fall in love in spring time
Hello snow I'm alone

だから私は春に恋に落ちない
ハロースノー、私は独り

孤独に足を取られているわけではなく、悲しみのなかにあきらめがあり、そのことすら自負している念が取れる。自分を休める一つの小さな部屋のような調べだ。

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