はじめに
表紙が解禁した途端にTLの髙地担が歓喜の渦に包まれたことで話題(?)の「Depth EDITION02」。発売日から三日遅れて届いたので早速感想記事です。
17,000字ものテキストなのでひたすら文字が埋まってるページが五ページもあって楽しい。
ちなみに400字詰め原稿用紙だと約43枚です。そりゃ長いな。
以下、インタビューのネタバレがありますので読んでない人は読んでから来てね。
キーワード
全体をザッと読むと、やたら「体験」や「経験」という言葉が出てくる。
このインタビューのキーワードはおそらく「体験」である。
てっきり中三までサッカーしかしてないので、「身をもって経験する」ことがそこで養われたのかと理解していたのですが、読んでいくとそれだけではないようで。
後半にかけて、ジュニア時代の話になる。その時から一流のスタッフと一緒に仕事ができるというところで、「勉強させてもらっていた、これがこの事務所ならではのエンタテイメントだと思う」と髙地は語る。
続けて「本当に理に敵っていると思うというか、何よりの社会勉強でもある。先輩達が築いてきたものをリアルに感じ取れて、そこから吸収できるってすごいことだからね。それはね、自分が大人になればなるほど分かることでもあるんだよね」と言ってる。
「経験」を詰んで一人前になる。しかもはじめは見よう見まねでやりましょう。
これは非常に昔ながらのやり方で、職人が弟子を取るのと同じシステムだと勝手に思っている。とはいえ、職人ポジションである先輩方はそこまで「見て覚えろ!」でもないし、技術革新もあって、年々「見よう見まねでやってみる」のトライアンドエラーはやりやすくなっている。
経験が今を作る、というのは私もよくわかる年齢になってきていて、今回のインタビューを読んで、「ちゃんと自分で考えている人だ」と安心したところがある。
というのも、髙地担あるあるの一つに「自担のことがわからない」というのがある。
彼の見せる姿が多種多様なせいもあるが、本人の思考が見えないというか、何を考えているのかわからないというか。確かに受け答えを聞くと「髙地はそういうこと言うよね」と理解はできるが、「じゃあなんで?」と理由を聞かれると「なんとなく」としか答えようがない。そんな感じで、彼の思考回路はよくわかってない。……彼がそれを明言しないようにしているのかもしれないし、我々が髙地担としての経験不足なところもあるかもしれない。
でも、今回のインタビューで、「彼は経験を大切にしている」というところは分かった。
流石にここまで飛躍するのはオタクの悪い癖なのだが……と前置きしつつ。
彼がSixTONESのYouTubeにソロキャンプやゴルフの動画をアップしたのも、自分の好きな事をみんなに共有して体験してほしかったのかもしれない。SixTONESでゴルフやりたいのもそれのあらわれなのかもしれない。
「楽しいと思ったから体験してほしい」
「自分がいいと思ったことを体験してほしい」
そんな思考が埋まってるのかもしれないと少し考えた。
髙地優吾の、SixTONESのエンタテインメント
SixTONESというグループの成り立ちと、グループができてからどのように「SixTONESのエンタテインメント」を組み立てていったか、と言う話が中盤に出てくる。
SixTONESの成り立ちは検索してもらえればわかる通り、2012年放送のドラマ「私立バカレア高校」で集まった6人がもとである。その後バラバラになるも、2015年に「SixTONES」の名がついて、2020年にデビューする。
この道筋は簡単にいえば「スクラップアンドビルド」である。元々この事務所のジュニアのグループはそういうことがよくあったが……。
そして「SixTONESのエンタテインメント」ができるまでも、同様である。
「ダンスを揃えた方がいいんじゃないかとなり、揃えてみたけどしっくりこなかったのでやめた。色々考えた結果、一人一人の個性が強いからそこを活かした方がいいんじゃないか、となる。そこで楽曲『Amazing!!!!!!』と出会う。一人一人が主役、無理矢理揃える必要はない、敢えて何も揃えずにそれぞれの個性を出していこう」と、彼は語る。
それはライブを作る時によくわかるが、SixTONESは6人でライブを作る。ライブの作り方はグループでそれぞれ違っていて面白いが、6人の意見をまとめて合わせてという時点で大変そうである。ましてや個性豊かな面々。
私はSixTONESのことを、「真面目で頑固」だと思っているので、ライブができるまで相当話でそうだなと思う。その結果打ち合わせ終わってもグループチャットでやりとりしてたり、6人で通話してるんだろうけど(そして寝落ちする人もいる)
それでも6人が6人でなきゃ、となっているのは、インタビュー内で髙地も言うように「メンバーを尊敬しているから」であろう。
互いを互いに理解して尊重しているから、羨ましいことがあっても僻まず、意見がぶつかっても喧嘩せず。昔は喧嘩したらしいが大人になったということで。
わかりやすく言うと民主主義。
今回のインタビューを読んだり、SixTONESについて一年近くちゃんと見るようになって、彼らへの印象は結構変わってきている。
最初の頃は、とにかく楽しい!やりたい!派手な事!盛り上がるやつやろう!ウェーイ!的なイメージが強く、「そこに理論はあるんだろうか…」と思っていたのだが。
大変考えられた理論の上に成り立っている「SixTONESのエンタテイメント」を我々は享受しているのだとハッキリ自覚させられた。
特に我々が見るSixTONESは表に出てるごく僅かであるということは、シングル「音色」初回Bに入っている「VVS」のドキュメンタリーも合わせて見ると理解しやすいと思う。というかあそこまでドキュメンタリーで裏側見せることには抵抗ないんだな?と本人たちに聞きたい。SixTONESとして見せてOKなところとNGなところの基準がよくわからない。作り手としてもこだわりが強そうで、そういう人ほどドキュメンタリーを忌避しそうだと思うのだが……。
もしかして髙地さんは「肩書き」がうるさいと思ったりするのだろうか。
年齢非公開のくだりを読んで若干思ったり。
「アイドル」「事務所名」だけで色眼鏡で見られることだらけ。
さらに年齢でもいろんな事言われる。うーん、例えば「年齢の割に若く見える」とか?逆もあるよね、老けてるとか。
それで付いたイメージというのはなかなか消えなかったりする。
それもあって、年齢に関係なく楽しみたい、ストッパーかけたくない、というのはあるだろうな。そもそもデビュー五年未満で30の大台に突入する時点でこれまでのアイドルの年齢の常識を改めるべきなのだが。女性アイドルも然り。
最初はノリで言ったところもあったと勝手に予想するが、なんだかんだそれをちゃんと実行するし実行させてしまうのが彼らとスタッフ間に信頼と理解ができていることの証拠だな、とも思っている。
ぶっちゃけ年齢を覚えていたり、気にしたりしているのはファンやオタクくらいでは?と思っているが、キャスティング等では結構重要視されてしまうのだろうか……。
話は変わるが、「いつまでアイドルをやるのか」というテーマは、中丸銀河チャンネルの中丸大倉対談回でも登場する。2人の対談が非常に面白いので、興味のある方はそちらも見て欲しい。
蛇足:個人的に今後知りたいこと
SixTONESの各メンバーのエンタメの好みというか、通ってきた道を知りたい。
好みがわかりやすい人もいるし、大体の共通言語はワンピースというのもわかるんですけど。きょもがアニメイト行ってる話はリアルタイムで聞いていたので大笑いした。
そういうことを話してる雑誌やラジオの書き起こしがあれば情報お待ちしています。
彼らと同世代なはずが、通ってきたカルチャーが絶妙に違うので、ラジオでオンエアされる曲も全然刺さらなくて面白いです。中2の頃は何故か友人がテニプリにハマっていたな……
ハマダ歌謡祭曰く、中2の頃に聞いてた曲がその後の曲の好みに影響するらしいですが、私は嵐とサカナクションとボカロを聴いていたので、見事に電子音楽に偏ってしまい。とほほ。
ところで松村北斗さんはサカナクションお好きでないんでしょうか。サブカル好きなら好きそうなんですけど、ねえ?……違うか。(別の自担、加藤シゲアキさんがサカナクションのライブに行っており大興奮したオタク)