「中年の危機」
本を読んでいて、そんな内容を何度か見かけた。
それが具体的にどのようなものなのか、いちいち言語化はしないでおくけど、どうやらまさに今の自分くらいの人(特に男性?)が陥るものらしい。
思えば、5月に仕事に行けなくなったことにも思い当たるフシがなくもない。毎日、これは比喩でもなんでもなく本当に、毎日同じような仕事の繰り返し。それはそれで自分の性に合っているのもわかっている。特になにか事件が起きたりすることもない(あったらそれはそれで厄介)。せいぜい人が急に飛ぶことがある、とか、そんくらい。そう言えば自分が休んでいる間、今後の見通しが立たないから1人新しく入れたらしいけど1日で来なくなったそう。もし、その人が定着してくれていたら、もしかしたら今ごろ自分の居場所はなかったのかも知れない。でもそうして単なる派遣社員の復帰を待っててくれるのだから良い会社なんだろう。他人事みたいに。いや感謝なのよマジで。
まあそんなこんなで。
何も起きない。起こさない。それを続けていれば生活はできるし、遊ぶ余裕だって一応ある。体力は少しづつ削られていく。でもまだまだ動ける。特に不自由とは感じない。そう。それで十分幸せだ。
………本当にそうなのか?
そんな疑問が少しずつ、解決もされないまま、排水溝に溜まったゴミのように、流れを滞らせて。今はちょっとだけ綺麗になったかな。どうだろう。
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絶対アイドル辞めないで、というのも最近よく見るフレーズである。
とあるグループの新曲のタイトルらしい。自分は切り抜き動画で少し聴いたことくらいしかない。
アイドルというのは特殊な職業ではあると思っている。
そもそも何をもって「アイドル」とするか。
たとえばその辺の配信者だって自分をネットアイドルとか自称してしまえばそれはもうアイドルの一種なのだろうし。まあいいや。それは。
(僕の中ではライブアイドルが一番身近な「アイドル」なのでその辺りをイメージしながら書いてます。)
歌うことや、踊ることや、それを見てもらうこと、表現すること、注目してもらうこと。
そういうことがしたくて皆アイドルという道を選んでるんだろう。
でも、どんなに好きでも、人間だから、飽きる時だってあると思うのだ。ごく一部の例外的な人を除いては。アイドルと自分との境目を持たない人。たまにいるこのタイプは例外。
それは悪いことではないし、当たり前。まずはここを押さえる。24時間アイドルやるなんて無理だし。そんな極端な話ではないけど。
毎週同じようなステージで、同じような、というより本当に同じお客さんを相手にする仕事。これで飽きるなという方が難しいとすら思う。そういう環境でモチベーションってどうやって維持していくのだろう。
ひとつは、ステップアップしていくこと。
より大きなステージヘ、より多くの人へ届けられる場所へ。
これはひとつの理想形だと思う。
まあでもすべてのアイドルがそうなれるわけじゃないし、むしろ多くのアイドルがそうはなれなくて、燻っているうちに若い数年間が過ぎ去ってしまう。
なんて、そんな悲しい話がしたいんじゃないんだ。
そんな時、ぽっかりと空いた隙間を何で埋めるのかってこと。
そこでふと気づく。
このことは、冒頭の「中年の危機」と似通っているのではないかと。
好きでも、好きでなくとも、人間の習性として、同じようなことをずっと続けていたら飽きる。飽きるとやる気も出なくなる。いろんなことに対して無気力になる。そして鬱っぽくなる。
だから気分転換だとか、リフレッシュとかいうことが必要になる。
なんか当たり前の話してるだけだな?まあいいや。最後まで聞いてみて。
別にそれが「好きな人」を思う気持ちでもいいと思うのだ。
自分のことで言えば、中学の頃、全然片思いで、叶うものでもないのに、その子のことを思っただけでめちゃくちゃ力が沸いた、とか。陸上部で、とにかく走っていた学生時代なんだけれど、もうめちゃめちゃ苦しくてやめてしまいたい、そういう限界状態で、その子の笑顔とか、思い出すと、不思議とまだ頑張れるんだよ。
それは、さすがに若さもあると思うけれど、
「好き」のパワーってそれくらいすごい。
だから、なんか今日もシャキっとできないなあとか、この先の不安に襲われたりとか、こんなことしていて何になるんだろうとか、そんなくだらない気分になるくらいなら、現実的には全然付き合えるとかじゃなくていい(まあそういうチャンスが無いとは言い切れないけど)、超有名なアイドルとかさ、もちろん好きならっていう話なんだけど、そういう存在を心の中で思い浮かべてさ、どうだろう、まだ頑張れるってならないだろうか。ならないか。