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Your Existence

寒くなりましたね。いかがお過ごしですか?

わたしにとって特別な存在のひとり、NCT127のドヨンさんが2025年12月8日に入隊した。何ヶ月も前から、おおよその入隊時期を漂わせてくださっていたので、心の準備はできていたのだけれども。寂しいものはさみしい。


節目なので、日記を書いておこうと思った。区切りではなく栞になるように。誰かを好きな理由や経緯を声にして話そうとすると泣きそうになるから、いつもうまく話せない、文字に頼ってばかり。

 

K-POPに興味を持ってからまだ日が浅かった頃、友人が教えてくれたのがNCTのV LIVE映像だった。視聴者から「最近知り合ったばかりだけど、気になるひとがいるんです」というお便りが届いた場面のやりとり。「男女関係かな?」と溢した周囲(※その方達を責める意図はないです)に対して「それは分からない。男女かもしれないし、男男かもしれないし、女女かもしれない」と即答したドヨンさんを観て、一気に惹かれた。同世代に、こんなに自然に 咄嗟に さりげなく 当たり前のように言葉に出来るひとがいると知ってうれしかったんですね。

それからずっと、憧れと恩の気持ち。もちろん他にも好きな理由がたくさんあるけれど。言ってても言わなくても、いつも心の底で大好き。

 

各方面に配慮しながらグループ全体を繋ぎとめてくだったドヨンさんを観ていると、誠実であること以上に「誠実であろうと努力する」姿に心が動く。誠実で優しいひとが好きだけど、誰かに対して"誠実で優しい"を求めたり期待し過ぎるのって ある意味すごく怖い行為かもな……と自己嫌悪に陥る時もあるから、距離感が難しくて言葉に詰まる瞬間が多い。何を言っても足りなく感じて何も言えなくなる。ドヨンさん大好きですよ、のシンプルな言葉に着地する。信頼や愛情が誰かを縛るものにならないように自分を見張っておきたいし、寄りかかり過ぎないように自分で立っていられるようにしたい。難しいね。

本当に大切なことは言葉にする。それと同じくらい、本当に大切なことだから自分だけが知っておけばそれでいい、ということもある。匙加減が難しい。「好き」でいる状態を、速度や額や時間で推し量りあう必要なんてないんだよ。

 


入隊を「寂しい」と思うからこそ、兵役制度に対する自分の考えも残しておきますね。

わたしは兵役制度に反対です。ただ、日本に生まれ育った日本人のわたしが、韓国における兵役制度について何を言っていいのか(あるいは言ってはいけないのか)、ずっと迷う。打っては消して、を繰り返して、文字をこねくり回して宙ぶらりんにしてばかりいる。朝鮮戦争は「終戦」ではなく「休戦」の状態にあること、歴史的背景には日本の加害が絡んでしまうこと、韓国では現在進行形で兵役制度が義務化されていること。切り離して考えるのは難しい。他人事じゃないから、無責任に責められないんですよ。

翻訳者でもある斎藤真理子さんの著書『韓国文学の中心にあるもの』の一文、"日本の植民地にされ、第二次世界大戦に何の責任ももたなかった朝鮮がアメリカとソ連によって分断占領され、五年後、全土が分断されたまま大きな戦争が始まり、第二次世界大戦による日本の死者数よりずっと多くの人々が死んだことは何度でも思い出すべきだろう。(p226)"を心に留めておく。政治とエンタメは結び付いていることを、痛感する日々です。

インターネット上のオタク構文として「代わりに兵役行けよ」「こんなに可愛いんだから兵役免除だろ」みたいな言い回しが根付いてる印象ありますが、それらに対しても不安を抱くんです。使っている個人を責めたい訳ではないんですよ、その空気が生まれて根付いてしまった構造に疑問がある。兵役に行く訳でもない立場のわたし達が"罰ゲーム"のような扱いとして言葉にするのは、どうしても残酷に思えてしまう。寂しかったり恋しくなる感情の部分と、背負う必要のある出来事をそれぞれ大事にしたい。したい、というか、する他にないと思う。

ちょっと話が飛躍してしまうかもしれないけれど、インターネットのミーム⇔アイドルファンダム⇔ネトウヨの繋がりみたいなものが緩やかに広がっていく感覚があって、それが怖いんです。生活に染み込みながら囲まれている感じ、耐えられなくて。せめて、拙くてもいいから自分の言葉で話すとか、そういう小さい単位の抵抗を地道にやりたい。

考え続けていましょうね。

帰り道にWonsteinのYour Existenceを聴いて少し泣いた。ドヨンさんのBe My Lightへのアンサー曲は、わたしにとってYour Existenceなんですよね。眩しい君という光が照らしてくれて、世界は明るくみえて、君の存在がわたしを輝かせてくれる。平凡で怠惰なわたしの生活が輝いたりして、自分のことも大切に思えてくる。よく見かける「そのひとを好きな自分を好きなだけじゃないか」的な煽り表現も、よく分からないの。一体それの何がいけないんだろう。誰かを好きになる過程で自分のことも好きになれたりする(※別に、ならなくても全然いいよ)のもうれしいから。ひとにはひとの推し活、およびオタク人生、それに伴う生活があるよね。一括りになんて出来ない。

 


こんなにも遠くてこんなにも他人な君の存在をこんなにも好きでいられることが、うれしい!みたいな感覚の人間なので、知らないままで居られる関係を愛おしく思います。「他人」と言うと冷たく聞こえるかもしれませんが、全員が別の人間なことに変わりなくて。だから大切にしたいなと思っているんですよ。他人同士のまま、大切に応援し合っていたいな。シンガーソングライターの柴田聡子さんが、大好きなテイラー・スウィフトの存在について「遠くて遠くて痺れる」と表現していたのが特別に好きだったし、自分の感情と重なる。遠くて痺れる。

 

また、まとまりのない文章になってしまった。気を抜くとす〜ぐ長くなる。一気に書いたからめちゃくちゃな内容かもしれない。納得したがりな性格が、文末の「ね」に反映されがち。仕方ないね。


どうか健康に気をつけて、温かく過ごしてほしい。皆さんも、よく休んでくださいね。ドジェジョンのディナーショーに元気に参加するしゃかりきfabulous婆さんになる予定だから、まずは日常をがんばるね。

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*同じくNCT127メンバーのジョンウさんも同日に入隊した。1998年生まれなので、入隊はまだしばらく先だろう と勝手に思っていた自分自身に気が付いてしばらく落ち込んだ。反省。君の人生のタイミングは君のものです。気持ちがまだ追いつかず、今はただ、SUGARありがとうね大事に聴くね、の気持ち。

*韓国文学の中心にあるもの/ 斎藤真理子 著書籍詳細 - 韓国文学の中心にあるもの|イースト・プレス

*きれぎれのダイアリー/柴田聡子 著『きれぎれのダイアリー 2017~2023』柴田聡子 | 単行本 - 文藝春秋




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