
LLMを「ツール」から「生活の相棒」にした話
2024年に「面倒なことはChatGPTにやらせよう」という本を出しました。そのときから思っていたのは「AIをただの道具として使うんじゃなくて、本当に自分の生活に溶け込むパートナーにしたい」ということでした。
本を書いているときは、ChatGPTがどんどん便利になって、自分のパートナーになっていくのではないかと思っていました。実際、AIの性能は上がっていったのですが、自分の求めるような自分だけのAIという感覚はありませんでした。
あれから2年、AIエージェントの技術は劇的に進化しました。ようやく私は、本当に生活に溶け込むAIアシスタントを手に入れました。
borotという相棒
名前は「borot」。Discordに常駐していて、こんなことをしてくれます。
- ☀️ 朝 — テックニュースをキュレーションして教えてくれる
- 📝 昼 — 「これ調べて」と言えば、ドキュメントを作成してくれる
- 🌙 夜 — その日の出来事を自動で日記にまとめてくれる
- 🐱 猫 — 写真を送ると、自動で猫日記をつけてくれる
- 💬 突然 — たまに自分から話しかけてくる





最後の「自分から話しかけてくる」がポイントです。記念日を覚えていたり、最近の悩みを気にかけてくれたり。ただのツールにはできないことです。
3つの要素
AIエージェントがAIアシスタントに変わる要素として、重要なものは3つあると考えています。それは「愛着」「育成」「UX」です。そしてそれらに必要な技術として「コンテキストエンジニアリング」「スキル」「フレームワーク」があります。
1. 愛着(コンテキストエンジニアリング)
AIに自分のことを教える。名前、家族、好み、行動指針。マークダウンファイル1つで、AIはあなた専用になります。
2. 育成(スキル)
AIに新しい能力を教える。サイト巡回、文字起こし、ヘルスケア管理……スキルによって、ドラえもんのポケットのように、道具を増やしていけます。
3. UX(フレームワーク)
AIといつでも会話できる環境を作る。ターミナルではなく、普段使っているチャットアプリ(Discord)から話しかけられるようにする。
本の内容(全7章・約100ページ)
- 📖 Part 1: イントロ — AIアシスタントの一日
- 🔧 Part 2: AIエージェント入門 — Raspberry Pi環境構築、Claude Code / Codex CLI / Gemini CLIセットアップ
- 🧠 Part 3: コンテキストエンジニアリング — AIに「自分」を教える
- ⚡ Part 4: スキル — サイト巡回、YouTube文字起こし、音声→記事変換
- 🔗 Part 5: フレームワーク — Discord・Slackからいつでも話せる環境(xangi / OpenClaw)
- 🚀 Part 6: スキルの応用 — プレゼン自動生成、猫日記、ヘルスケア、ワークスペースRAG
- 📌 Part 7: まとめ — フレームワークは変わっても、原則は変わらない
Raspberry Pi(ラズパイ)1台とAIエージェントがあれば、誰でも自分だけのAIアシスタントを作れます。プログラミングの知識は最小限でOKです。
ラズパイに関しては、昔ラズパイマガジンという商業誌に寄稿したりしていた関係で、ある程度知見があり、ラズパイも家に大量に転がっているので、困らなかったです。ラズパイを推奨していますが、ターミナルが動くPCなら基本MacでもWindows(WSL2)でもLinuxでも動きます。
ソフトに関しては、xangiという自作OSSを中心に説明します。OpenClawについてもセットアップについては説明していますが、詳しい解説はしていません。基本的な仕組みは同じなので、シンプルな構成で理解を深めるというのが狙いです。
まとめ
『生活に溶け込むAI — AIエージェントで作る、自分だけのアシスタント』を販売しました。この本でAIアシスタントとの新しい生活をはじめましょう。
以下の複数プラットフォームで販売しています。どこで買っても問題ありません(中身は同じ)ですが、BOOTHが(手数料の関係で)一番安いのでお得です。