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我が家の食卓ものがたり ヒジキの入った炊き込みごはん

先日、スーパーで生ヒジキを見かけて、そうだヒジキを入れた炊き込みごはんを作ろうと、嫁に提案しました。
冷蔵庫の掃除も兼ねての、いつもの我が家のパターンです。
ヒジキ、蒟蒻、人参、ヒラタケ、舞茸、蒲鉾、干しエビ、練り物の天ぷらなど入れてみました。
出汁は昆布も聞かせて、麺汁も使いました。


ドラマ『めんつゆひとり飯』のズボラOLの面堂露さんに影響されそうです。
されていますからね。
いえいえ、もともとの私のやり方です。
私は、ベースは白出汁を使っていました。
そこに、麺汁を加味するスタイルです。

煮物にしても、炊き込みごはんにしても、出汁が効いていないと美味しくないんです。
特に、炊き込みごはんは、出汁が必要です。
炊き上がった時のあの香りです。
食欲マシマシにするために、少し醤油を入れて、おこげを作ります。


炊飯器なら、二度炊きする方法もありますが、最近の炊飯器では、無理かもしれません。
そこの部位におこげが出来ます。
我が家は、アサヒ軽金属の圧力鍋をガスレンジで炊き込みごはんを朝に炊きます。
急ぎなら、30分ほどで、食べられるようになります。
あえて、おこげを作っています。


これは、私の分です。
嫁や8歳児のゆうゆうには、ごげのない部分を出すようにしています。
でも、香りに敏感なゆうゆうは、おこげを欲することもあります。
秘密裏に、おごけを隠しています。
父は、しめしめとほくそ笑んでいます。
人間万事塞翁が丙午』(にんげんばんじさいおうがひのえうま)です。
青島幸男作の小説にありましたよね。


人生、人間万事塞翁が馬です。
いいこともあるとし、悪い事もあります。
山あり、谷あり、モハメッドありですよ。(笑)
禅語の中に、「日日是好日」と言うのがありますね。
禅語と言うより、日常の中に溶け込んでいる言葉です。


雲門宗の開祖であり、雲門文偃(ぶんえん)禅師が弟子たちに向かって自問自答の形で、自らの生き方を告白されたものであると聞きます。
我が愛読の書『禅語の茶掛 一行物』(芳賀幸四郎著)の芳賀氏によれば、「日々是好日」とは、来る日も来る日も毎日が人生最良の日だと言う事だと、人に分かるように記されています。
続いて、人生は、楽しい事や嬉しい事より、苦しい事や悲しい事の方が多いのが、人生の実相だとも述べられていますね。


また、私のような凡夫は、人生は楽しむモノだと、いいとこだけを吸い取ろうとするが、真の禅者は、「人生を単に楽しむものでなく味わうものだ」と言われ、更に「しかも悲喜苦楽みな人生の味わいである」と説明されています。


味で言えば、辛いも苦いも、味わいですからね。
ビールの苦みを心地よく味わえるのも大人です。
炊き込みごはんのおごけの苦みも味わえるのも、大人ですからね。


私も人生を味わい尽くせるような大人になりたいです。
でも、人の道には、順序があります。
かの何一休禅師が、人に請われて、めでたい言葉を書いて下さいとと頼まれた。
「喜んで書きましょう」と引き受けた一休禅師は、『親死 子死 孫死』と書いたと聞きます。
これがめでたい言葉に思えませんが、順番が変わればどうかと言うと、それは最も悲惨な出来事です。


人はいずれお迎えがやって来ます。
人には死がやって来ます。
ただ、仏様にも、寿命つまり死があると聞きます。
人なら、当然の事です。
輪廻して、人に世界に生まれて来れるように、日々の暮らしの中で、修業が必要です。
遠い遠い長安の道のりに、楽する方法はありません。
どんな偉人だとて同じです。


世の中に、悲しい事はありますが、順番は大切ですよ。
人生も味わい尽くす前に、炊き込みごはんもいろんな味を加味して、複雑にして旨味を増したいものです。
ありがたいことです。


親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。               
ありがたいことです。             
             
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。               
ありがたいことです。               
               
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。               
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。               
ありがたいと感謝です。               
               
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