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【ショート書評3本】世界史の中の戦国大名・部屋がゴチャゴチャ・魔神の海

エゾシカの親子

雑読、乱読、脈絡のない読書ライフを楽しんでおります。おかげさまでいろいろ本が読めましたので、感想など簡単にメモしておこうと考えました。

 

今回読んだ本は「世界史の中の戦国大名」「部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!」「魔神の海」の3冊です。

 

サムネイルは写真ACさんより、アイヌの娘シアヌのイメージから選ばせていただきました。

 

目次

 

「世界史の中の戦国大名」の感想

豊後の国(現在の大分県)の大名、大友宗麟(大友義鎮)は、ヨーロッパでは「日本の王」と呼ばれていたそう。遠い極東の地のカトリックの守護者という位置づけだったらしい。

 

私の狭い知見では、戦国時代=近畿・東海を中心に、日本中の大名が天下取りを目指した時代というイメージだったのです。でもそうじゃなくて、地域に独立の勢力を保ちながら、アジアやヨーロッパと貿易をし、外交関係を結んでいた勢力があったなんて知りませんでした。

 

固定概念をひっくり返されるという意味で、とても面白かった一冊。

 

日本史に詳しくないのでちゃんと読めていないのですが、それでも、いわゆる地方と呼ばれる地域がそれぞれ独自のルートをたどりながら世界をつながろうとしているのがすごい。

 

それも、武力ではなく商いを通して力を伸ばしていくというのがまた面白いんですよ。その意味では経済の視点から見た戦国史といってもいい??

 

通説を覆すという点ではトンデモ本の可能性もないではないですが、しかし、さまざまな文献等を出典つきで引用されており、そんなめちゃくちゃでもないのかなと。この辺り、大河ドラマでやってくれないかな~。

 

 

「部屋がゴチャゴチャで、毎日ヘトヘトなんですが、二度と散らからない片づけのコツ、教えてください!」の感想

お掃除本。掃除の仕方を教えてくれる本です。文章に加えて写真多数、四コマ漫画もあるので読みやすいつくりに。

 

内容としては他のお掃除本とさほどかわらないという印象もあります。とはいえ掃除とは結局、モノの管理と拭いたり磨いたりする美化、それに尽きるのでしょうね。わかってるけど……。

 

その中で特に印象に残ったのが、掃除をする前に写真を撮るという点。

 

確かに、普通に見ているだけならそこはいつもの慣れた部屋ですから、問題点に気がつきにくいというのはあるでしょう。客観的に見ることで、「自分が思っているよりごちゃごちゃしてる」と理解できるのだそうです。

 

そうやって片づけたら、次は掃除の習慣化。セット家事、ついで家事という概念で、普段の暮らしの中に掃除を組み込む方法を提案されています。

 

また、モノの置き場所を決めるときは家族と話し合って、納得を得るようにとも。子供が使うモノは子供が使いやすいようにするなど、家族の自主性を活かした片付けがよいとのこと。

 

部屋がきれいになり、ついで家事が習慣化すると時間の余裕が生まれ、いろんなことが好循環にとあり、掃除に対するモチベーションが上がります。

 

 

「魔神の海」の感想

1969年発行の児童書。子供の頃に図書館で借りて読み、大好きになった一冊です。Kindle Unlimitedに入っていたので再読。

 

江戸時代、北海道の国後島が舞台。アイヌの人たちが暮らしていた島にシサム(日本人)がやって来る。

 

アイヌの首長、ツキノエアイノはかつてロシアと戦った経験を持つ人物で、異国の力の強大さをよく知っていた。交易を認め、商人たちを島に招き入れるが、彼らは約束を守らず、アイヌの人たちを搾取するようになった。

 

ツキノエアイノの子、セツハヤは父に反発を抱く。

 

ある日セツハヤは山で小鹿のような娘、シアヌに出会って恋に落ちる。シアヌは父、プテキマアイノとふたりで、村から離れてひっそりと暮らしていた。

 

※ここからネタバレ

Amazonのレビューにもガッツリ書かれているのでネタバレしちゃいますが、お読みになりたくない方は、お手数ですがブラウザバックをお願いします。

 

 

 

実はこのお話、シャクシャインの戦いという史実をもとにしたものだそう。

 

www.touken-world.jp

 

シャクシャインの戦いと同様、セツハヤたちも反乱を起こし、最後は処刑されてしまう。幕府からは処刑を取りやめる沙汰が出ていたが、一足遅く間に合わなかったのだ。

 

セツハヤたちを救うため、幕府と交渉をしたのはシアヌの父、プテキマアイノだ。彼はアイヌの女性と結婚したシサムで、もともとは武士だった。

 

お話は、プテキマアイノのせりふ、「私はアイヌではない。シサムでもない。私は人間だ」で閉じられる。

 

大人になって読み返すと、子供の頃には気づかなかったことがたくさんあるのがわかりました。

 

例えばお米。

 

狩猟生活をしていたアイヌの人たちは、米という食べ物を知り、獲物がとれない冬でも飢えずに済むことを知った。しかしその米を得るためには搾取的な労働に従事しなければならない。

 

こういう構造は子供にはわかりませんね~。また、米を食べることでこれまでの暮らしが少しずつ変わっていく、それも怖いと思った。

 

ただ、怖いというのも勝手な話で、飢えで苦しむ人がいなくなるのはいいことなんです。でもそのおかげで、そのせいで失われる伝統がある。難しいですね。

 

「進んだ文明」を持つ国とその周辺の国の格差。少数の民族と多数の民族の力の差ラテンアメリカが好きな私にとって、深い印象を得られる読書でした。

 

 

まとめ

「世界史の中の戦国大名」、ほんと、日本史の知識がないことがどれだけ悲しいか。もっと深く読みたかった。これは再読かな。

 

それにしても、面白い本がたくさんあって私は幸せです。

 

またこれからもテキトー選書の雑過ぎる読書を続けていこうと思います。

 

 

 

 




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