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映画「モーターサイクルダイアリーズ」の感想・若き日のチェ・ゲバラの青春ロードムービー

モーターサイクル・ダイアリーズ(字幕版)

 

アルゼンチン生まれの23歳、医大生。若き日のチェ・ゲバラが友人とふたり、南米を旅するロードムービー。さまざまな街を訪れ、さまざまな人に出会い、ゲバラは次第に南米の社会が抱える問題に目を向けるようになる……。

 

革命家チェ・ゲバラについての映画であると同時に、旅で成長する若者ふたりを描く王道青春物語でもある。

 

チェ・ゲバラに関心がある人にも、南米が好きな人にも、旅に出たいと思う人にも、あとはそうだなあ、年下生真面目イケメンと世慣れたお兄さんコンビに沼る人にもおすすめ! いろんな楽しみ方ができる良作です。

 

 

 

映画「モーターサイクルダイアリーズ」のあらすじ

 

映画.comさんより

 

キューバの革命家チェ・ゲバラが若き日に経験した南米大陸縦断の旅を、ゲバラ本人による手記をもとに映画化した青春ロードムービー

1952年1月、アルゼンチンのブエノスアイレスに住む23歳の医学生エルネスト・ゲバラ・デ・ラ・セルナと年上の親友アルベルト・グラナードは、1台のおんぼろバイクにまたがって南米大陸を縦断する旅に出る。彼らは道中でさまざまな出会いやトラブルを経験して人間的に成長していくとともに、南米社会の現状を目の当たりにする。

モーターサイクル・ダイアリーズ : 作品情報・キャスト・あらすじ - 映画.com

 

映画「モーターサイクルダイアリーズ」の感想

南米の美しい自然と1950年代の街並み

南米のパリといわれたブエノスアイレスの光景、雪のアンデス、レトロなクラシックカーが走る街並み、荒涼としたアタカマ砂漠、先住民の人々、静謐のマチュピチュ……。

 

本作は、ゲバラが年上の友人とふたり、アルゼンチンからチリ、ボリビア、ペルーを通ってベネズエラへ向った実話をもとに作られています。背景に描かれる南米の自然が厳しくも美しく、旅情にひたることができました。

 

1950年代の庶民の暮らしもあちこちに描かれ、これも興味深いです。行ったことも経験したこともないのになぜか懐かしい。

 

真面目なゲバラとお調子者のアルベルト・旅を通して成長するふたり

旅の途中、相棒のアルベルトがゲバラにこう言う場面があります。「お前の悪いところはバカ正直なところだ!

 

確かにゲバラには、鉱山会社のひどいやり方に憤ったり、恩人の著作に「素直すぎる」感想を述べたりと、ハラハラさせられる部分があります。

 

ゲバラの生真面目さに少々うんざりしながらも、しかし、アルベルトも心根のやさしい人物です。ゲバラと同様、社会の矛盾から目をそらさずに、しっかり見据えて憤りもする。

 

だけどゲバラのようにストレートに行動に出ることはないのですね。このあたりは、私はむしろアルベルトに共感してしまう。賭け事に興じるなど、度が過ぎた(?)部分もありますが、人間らしいアルベルトと純粋で素直なゲバラのコンビはよい組み合わせだと思いました。

 

革命家チェ・ゲバラの目覚め

先にも述べた通り、本作は登場人物が旅を通して成長する正統派のロードムービーといえるでしょう。そして同時に、革命家チェ・ゲバラの青春を描いたものでもあります。ここからは少し、その点について。

 

ゲバラは幼い頃から喘息を患っており、そのために両親は環境のよい土地へと転居をくり返します。長じては名門ブエノスアイレス大学の医学部に通い、旅に出たのは卒業を間近に控えたころだとか。

 

ここからわかる通り、ゲバラは「いいとこの子」なんですよ。豊かだったころのアルゼンチンの、豊かな家庭に生まれた子。お坊ちゃんなんです

 

そのことは、旅の途中で庶民のパーティーに招かれた場面でもわかります。タンゴは踊れるけれどマンボは苦手。音楽に詳しくないのではっきりとは言えませんが、要するに彼は庶民の娯楽には不慣れだった、ということではないでしょうか。

 

格差の大きい南米では、庶民と富裕層の暮らしはぜんぜん違いますからね。1950年代ではよりはっきりとしていたでしょう。お坊ちゃんであるゲバラは庶民なんぞとかかわりのない暮らしを、本来ならばできたはず

 

しかし、不得手なマンボをからかわれても、気恥ずかしそうに笑うだけ。怒らないし、悔しさから庶民の楽しみを小ばかにするような下品なことも当然しない。この辺りにお坊ちゃんみがあふれていると思いませんか?

 

不当に土地を奪われた人に共感し、怒り、教育を受けられなかった人の言葉に耳を傾ける。手袋をしろと言われていたのに、ハンセン病の患者と素手で握手をする。貧しい人と相対しても、ゲバラは同じ人間としての敬意を失うことはないのです。

 

こうした彼の考え方は、後年「農民の支持を得られない革命は成功しない」と述べたことにつながっているように思います。

 

ペルーの思想家カルロス・マリアテギの著作に触れたり、アタカマ砂漠を黙々と歩く体力を見せたり、ついには庶民の信頼を勝ち得たりと、革命家チェ・ゲバラの萌芽はいろいろなところにちりばめられています。この点も、本作の見どころのひとつといえるのではないでしょうか。

 

まとめ

いやぁ、それにしてもゲバラ役のガエル・ガルシア・ベルナルさんがイケメンだった。クソがつくほどの真面目で純粋な好青年を、よく演じてくださった。もちろんアルベルト役のロドリゴ・デ・ラ・セルナさんもいー味出してましてね。ちょっと猫背で、いつもまっすぐなガエルさんといい感じに対照的。

 

映画の中でゲバラは日記や手紙をよく書いていますが、革命家の本人も筆まめで、このモーターサイクルダイアリーズ」も彼が旅行中に残した日記がもとになっているとか。彼にはほかにもたくさんの著作がありますので、またよかったらお読みになってみてください。

 

どれを読んでも「ほんまコイツ真面目やな」という印象をお持ちになるのではないかと思います。

 

 

 

 

 




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